高嶺と花 最終回 18巻の収録だと思うのでネタバレに気をつけてください
花とゆめ16号の 高嶺と花、感想です
完結コミックス18巻は 9月18日 発売!
ネタバレ配慮してなくて すみません
■入籍を発表した日から およそ半年、高嶺さんからの 強力なサポートのおかげもあり、“夫婦とは・・・?” と疑問に思うほど 真面目な日々の中 勉強を頑張った 花は、見事 大学合格!!!
そして ついに、高校最後の日が やってきた。
■いよいよサッカープロデビューを 目前に控えた おかモンは、すっかり 有名人になっている。
たくさんの友人や後輩に囲まれていて 話しかけるのも ひと苦労・・・の状態だが、もちろん おかモン自身は なにも変わっていないので、目線を送る花を見つけたら 今までどおり ふつうに話す。
高校生 最後の日、よく訪れていた屋上で ふたりきりの、花と おかモン。
「ほら 春休み入ったら お互い何やかんや忙しいし 話するなら 今かと思って」
「そうだなあ なんか あっというまだよな」
「だよね~」
「さびしくなるな・・・ みんな進路バラバラだし おかモンは遠い世界の人になるし」
「どこに行ったって 俺は俺だよ」
「ううぅ(泣) そうだね」
「ずっと応援するから・・・! サポーターになるから・・・!」
「それはどうも」
「けど 友達でいいよ」
「うん!!」
拳と拳を 軽くぶつけ合い、花と おかモンは これからも変わらない友情を誓った。
(それぞれに進んでいく 自分で選び取った道を)
(あたしは あたしの道を進んでいく)
■数週間後、なんと この日 花と高嶺さんの結婚式!!!!!! なのだが、なぜか イライラしている 高嶺さんは、なぜか タキシード姿で馬に乗り 浜辺を疾走。
りのさん・霧ヶ崎さん・ルチアーノさんが 心配そうに見ている。
「結婚式当日だってのに何イライラしてるんだか っていうか あの馬なに」
「式の演出で使うそうですよ」
「式のプランを決めるにあたって 花さんと かなりもめていたようです」
「特にウェディングドレス選びに参加させてもらえず 腹を立てていたとか・・・ 今になってまた ぶり返してきたのではないかと」
「あいつのことだから おかしなドレス着せようとして はずされたんでしょ」
「なるほどね」
ぶりぶり怒ってる 高嶺さんを、なだめてくれる 友人たち。
そんな光景を 少し離れた場所で見ている 高嶺さんの母・十和子さんは、穏やかに 微笑んでいた。
「あの子はもう 1人じゃないのよね・・・」
「あの子を見る度 手元に連れ戻したい衝動に駆られていたけれど・・・」
「ようやく おさまりそうです・・・」
だけど 別の意味で寂しくて 涙をこぼしていた 十和子さんの前に、蒼天会長が現れ 声をかける。
「鷹羽家は悲しみにおおわれてから 分別をかき・・・ 儂は喪失感から 仕事に逃げました」
「許してくれとは いいません 本当に申し訳なかった・・・」
「父親失格じゃな・・・ 娘に苦労をかけて」
「であれば 私も・・・ 母親失格ですから」
暗い顔をしている蒼天会長を 励ますように、十和子さんは 笑顔で「ずっとお会いしたかったです」と伝えた――――
■花のことを「花姉さん」と呼ぶようになっている 大海くんと一緒に、着替えが終わっ
た 花に会うため 控え室へ向かう、高嶺さんや ルチアーノさんたち。
扉を開く直前まで グチグチと文句を言っていた 高嶺さんだったが・・・ 扉を開き、ウェディングドレス姿の花を 見た途端、たちまち ズキュン♥
縁さんと 水希ちゃんと 光子ちゃんが選んだドレスは とても かわいらしく、花に よく似合っている。
・・・しかし、散々 文句を言っていた手前、ルチアーノさんや りのさんの前で、「きれい」とは 口が裂けても言えない 意地っ張りな高嶺さん。
「普通だ」
「普通のドレスなのだから 普通だ」
結婚式の前だというのに、花と高嶺さんの 言い争いが始まってしまった。
花は、いつまでもムスムスしてる高嶺さんに 腹を立て、ドレス選びに参加させない代わりに任せていた ウェディングケーキの出来上がりが、とんでもないものだったことに対しても 不満がある。
「それでも私は 受け入れました! 結婚式だから・・・!」
「・・・」
「高嶺さんともあろう人が 「普通」の花嫁と結婚式をあげてしまうんですか? 認識を変えておくなら 今の内ですよ」
怒るのを やめて、高嶺さんのプライドを刺激する作戦に出た 花。そして、見事に 引っかかる 高嶺さん。
いつもどおりの イチャイチャ。なんだかんだ 本当に仲良し!
「ふ・・・ 「普通」ってのは 俺基準の「普通」だ 最高にイケてる 俺にとってのな」
「つまり?」
「最高にイケてる!!!」
恥ずかしそうに 本音を叫ぶ 高嶺さんと、嬉しそうに 満面の笑みを浮かべる 花と、娘(孫)の嫁入りを見守る 花のご家族。
お父さんと おじいちゃんは 早くも泣いてしまっているが、和やかな雰囲気の中 高嶺さんから 赤いバラのブーケを渡され、ますます 花の笑顔は キラキラに。
■いよいよ ついに、挙式が始まった。自慢の妹だと言ってくれる 優しい姉に送り出され、両親とバージンロードを歩き 高嶺さんのもとへ向かう、花。
(高嶺さんは28歳になって あたしは18歳になった)
(この歳の差は 一生うまることはない)
(だからこそ 一緒にいた時間を これから過ごす 一分一秒を)
(楽しんでいきましょう)
(これからもどうぞ 仲良くして下さいね)
■おごそかにスタートしたが、牧師がいないスタイルのため ルチアーノさんの進行で 誓いの言葉が始まり、身内や親しい友人のみの挙式は あっという間に いつものハチャメチャな雰囲気になっていく。
おかしな誓いの言葉を言い出す 新郎に対し、誓わないスタイルで反抗する 花嫁の花。すると 謎に嬉しそうな 高嶺さん。
「新郎・高嶺さん」
「なんだ」
「これからも末永く そうやって バカみたいなこと言って」
「バカ言うな」
「楽しく過ごすって 誓って下さい」
「・・・そんなので いいのか」
「文句は無限にありますけど 言ったって 誓わないでしょ?」
「フッ わかっているな いいだろう 誓ってやる」
高嶺さんが 勝手に結婚指輪のダイヤを巨大にしていて また一悶着が起こるも、そんな花と高嶺さんを みんな 生ぬる~い目で、やや呆れつつ 見守ってくれている。
進行をしなきゃいけない ルチアーノさんだけ、花嫁と新郎が そっぽ向いて “つ――ん” としちゃってる状況に 焦っているが―――― 心配しなくても 大丈夫!
誓いのキスは 花が 高嶺さんの唇を 強引に奪う、というオチで きっちり締めてくれた!!!
(怒った顔も 笑った顔も くやしい顔も 楽しい顔も 全部 全部)
(あたしのもの)
(いいでしょ? だってあたしが捕まえたんだもん)
かっこよく終わりたかっただろう 高嶺さん的には 納得いかないオチでしょうけど、そこも含め すべてが、とことん “花と高嶺さんらしい” 結婚式でしたね~ (*´ω`*)
感動より 笑い! 笑顔が溢れる挙式は めっちゃステキで、こっちまで 幸せな気持ちにさせてもらえました。羨ましくはないけど(笑)
もちろん たくさんキュンキュンしたし、ジーンとして グッとくるシーンも いっぱいですが、とにかく 花と高嶺さんらしいなあ と感じる最終回だったな。
いつまでも お幸せに!!! なんて言葉は 余計なお世話だよね、言われなくても ずっと幸せに決まってるよね、なんて思っちゃう、そんな ふたりの 最高にイケてる ハッピーエンドだったなあ (*^▽^*)
花と高嶺さん パシャリ☆ 最高にイケてる 最高のオチ、ありがとう!!!!!! (*´艸`)