暁のヨナ 185話 32巻の収録だと思うのでネタバレに気をつけてください
花とゆめ2号の 暁のヨナ、感想です
最新コミックス 31巻 発売中!
ネタバレ配慮してなくてすみません
■前話ラストの ハクの表情は めっちゃ切なく感じたけど、今回の グルファンに すりすりしてもらってる時の ハクは、すごく穏やかな心で 純粋に旧友との再会を喜んでるような表情に見えて、ちょっと ほっこりした~ (*´ω`*)
・・・まあ、何も知らなかった 昔のようには もう、無邪気に笑うことは できないんだが・・・ って考えると、やっぱり 切なくなるんですけどね・・・。子どもの頃と違って、隣に スウォンは いないし・・・。
ハクとスウォンを 昔から知っている ジュド将軍だって、何か思うところは ありそう。すごく ありそう。
「――ジュド将軍 ここで俺が スウォンに 口先の忠誠を誓っても何の意味もない だが 姫さんは あんたらと 同盟を結ぶと決めた
覚悟をもって 緋龍城に戻って来たんだ 主君の誓いを 俺が一方的に 反故にはしねぇ」
誰よりも 何よりも、ただ ひたすら ヨナを優先する ハク!!! そういうとこ こちとらホント 胸キュンだわ!!! かっこよすぎるんじゃ!!! (〃▽〃)
剣を収めた ジュド将軍も、“ハクは危険” という認識が変わったわけではないけど、「今の言葉に 嘘はない」と判断してくれた。
ハクが抱いてる ヨナへの想いの強さは、ジュド将軍も 嫌と言うほど 分かってるう!
■ジュド将軍が去った後、ハクは ラパに問いかける。
「・・・ラパ お前もイル陛下暗殺のあの夜 ケイシュクと共に城に侵入した兵の一人だろう・・・?」
「お前らも・・・ 復讐だったのか? 本当にイル陛下が 兄であるユホン様を 殺したのか・・・?」
そうか・・・ ラパも あの日の夜、緋龍城に いたのか・・・。そういう命令だったんだから 仕方ないよね・・・。
ラパは そこそこ高い階級の兵士みたいだけど、何歳くらいなんだろうなあ。
本当にイル陛下が 兄であるユホン様を殺したのか? それは ラパだって 分からない。
昇進でお世話になった ケイシュク参謀に対して、恩を感じているから 悪く言えない。
「貴方が思うより 参謀は真面目な方ですよ あの人は誰より ユホン様を崇拝しておられた・・・
ケイシュク参謀は 若くして戦で負傷し 用無しとされたところを ユホン様に拾われ 地位を得たと聞いています
復讐というならば ケイシュク参謀は 確かにイル王を憎んでいるでしょう」
だけど、高華国内に ユホン派は大勢いる。地の部族 グンテ将軍、水の部族 ジュンギ将軍、空の部族 ジュド将軍、多くの兵士たちが、イル様ではなく ユホン様が 王に相応しいと考えていた。
彼らが 亡きユホン様の息子・スウォンに 王になってほしい、と願うようになるのは 当然の流れ。
「あの夜 反乱を起こした全員が イル陛下への復讐と片付けられるものではありません 全ては スウォン陛下を 高華国の王にする為!!」
(俺も そう願ってた)
“あなた達の知ってるスウォンは 最初からいなかったんです”
“お前はイル陛下が 最も寵愛した部下だった 知らされぬ事も 多いだろう”
(俺はイル陛下も スウォンの事も 知らなかったと・・・?
思えば姫さんとも あの裏切りの夜の事を話し合うのを 避けてきた
でも もう 向き合わなければ 早く あんたのそばに)
■ゼノだけを呼び出した スウォンは、やはり 黄龍の能力に興味があるから、話を聞こうとしてる。
「四龍はいらないって言ってなかった?」
「欲しいのではなく 不老不死がこの世に存在する現象に 興味があるんです」
ゼノが 本当に不老不死なのか どうか、確かめるために 武術大会を開いた スウォン。否定しないってことは、そのとおり ってことですよね?
結局 ゼノの能力を見ることが叶わないまま 武術大会は終わってしまって、実は 少し 焦っているんだろうか・・・。
それでも、ゼノを傷つけてまで 確かめようとは しない。スウォンは “そうじゃない” みたいに返事してたけど、ゼノの言うように 慈悲の心を持ってるから・・・だと思いたいなあ。
しかし それにしても、ゼノに(・・・掴めねー兄ちゃんだな)って思わせる スウォンって、やっぱ 恐ろしい男よね。
彼には 明かされていない 大きな秘密があって、隠し通すことを 自分で望んでいるんだろうけど、ヨナ達が緋龍城に来たことにより 難しくなってきてるのかもしれない。
もしかして スウォン、体の調子が 悪いんだろうか!??
■第三十五番隊の兵士たちと共に働く ハクの姿を、遠くからだけど スウォンも その目で見た。
ハク本人が 空の部族軍への入隊を希望し、ケイシュク参謀が 許可したことを、ジュド将軍から報告された スウォンは、力なく しゃがみ込んでしまう。
「・・・・・・・・・ ・・・・・・ なに やってんの・・・」
うずくまっていて 顔が見えないから どんな表情してるのかは 分からないけど、「なに やってんの」って 口調で、この時のスウォンは “王” ではなく “スウォン” 個人の感情が溢れ出してるってこと、よく分かった。
そして、“なんで そんな予想外なこと してくんだよ” っていう 非難の言葉の中に、“そういうところ ハクらしいな” っていう気持ちも入ってる気がして、ちょっと嬉しかった。
もはや どう考えても「あなた達の知ってるスウォンは 最初からいなかったんです」なんて 嘘じゃん!!! スウォンは 嘘ばっかり!!!
なんで そんな嘘つくの・・・? 一体 どんな事情があるの・・・? (´;ω;`)
「兄ちゃんが関わると ちょっと人間らしい顔するんだな」
会って間もない ゼノが気づいたんだから、もし この場に ハク・ヨナがいたら ふたりも スウォンの “人間らしい顔” に ぜったい気づいてたんだろうけど、すぐに “王の顔” に戻れるくらい 器用なスウォンは、ふたりの前で そんなヘマしないのかもな・・・
■ヨナは 部屋で、ミンスが戻ってくるのを 待っている。周りには 誰もいない、シン・・・と静かな ひとりきりの室内。
部屋を抜け出してしまおうか やめたほうがいいか、めっちゃ悩んでる ヨナさん、な~んか かわいくないですか? (*´艸`)
(今なら 部屋から出て 皆に逢いに行ける・・・!?
・・・いや でも 捕まってる訳じゃないんだから 不審な行動は かえって皆に 迷惑かけるかも)
(・・・捕まってないなら 自由なはずよね)
(駄目よ ミンスが戻って来て 私がここに居なかったら 心配かけちゃう)
入り口から物音が聞こえ、ミンスが戻ってきたと思って 駆け寄る ヨナだけど、そこにいたのは ミンスではなくて、スウォンだった。
しかも スウォンは、立っていることもできないくらい 痛がっている。
なんで!?? 病気!?? ほぼ意識ないみたいだし、これ かなりヤバイのでは・・・!??
「・・・・・・く ・・・う ミンスさ・・・」
(すごい汗 ミンスを探して ここに・・・? とにかく 寝床へ・・・)
(苦しそう 何の症状か わからない こんなスウォン 見た事ない)
目の前で苦しんでいる スウォンは、ヨナにとって、大事な父を 直接その手にかけた 憎むべき男。
それでも、スウォンを抱きしめた ヨナ。愛情でも 友情でもなく、温情 という言葉が しっくりくる気がする。
ヨナが持つ、大きく深い 慈悲の心が見えた気がする。
「鎮まれ 鎮まれ・・・ 鎮まれ」
(・・・誰・・・? 痛みが 少し 溶けてゆくような・・・ 母上? いや これは)
「ヨ・・・ナ・・・・・・」
「・・・・・・・・・ ・・・落ちついた・・・・・・?」
(なんだ・・・ 夢か)
「ヨナ・・・ 聞いて・・・ 今日・・・ ハクがね・・・ 空の部族の戦士になっていました」
(夢ならいいか 少しだけ 彼女と 話をしても)
「傍らに・・・・・・ グルファンが とても嬉しそうに・・・ 飛んで・・・」
スウォンの体は どうなってしまっているのか、もちろん 心配だけど、でも スウォンの体に異変が起きたから、ヨナの前でも “人間らしい顔” を見せた。
意識朦朧で 夢だと勘違いしてるから、ヨナと話せた。
子どもの頃と変わっていない スウォンの一面を 目の当たりにして、ヨナは どう思うんだろうか・・・
□■読みながら書いてるから 感想グダグダで すみませんでした!■□
ヨナとスウォン パシャリ ヨナと話してる スウォンの口調は、自慢の友達のことを 誇らしげに喋ってる感じ・・・?