それでも世界は美しい 132話 24巻の収録だと思うのでネタバレに気をつけてください
花とゆめ18号の それでも世界は美しい、感想です
最新コミックス22巻 発売中!
ネタバレ配慮してなくて すみません
■何があるのか 分かないけど、「守護者」を信じて 塔の反対側へ向かう ニケたち。塔の入り口を見つけると、中へ入って 早く上へ上がるよう 指示された。
「上? 何か光ってる」
「あれがこの塔の 起動装置 この塔 そのものが 君達が目指してきた メインシステム」
「それじゃあっ あれを操作すれば 破局コードが 解除できるんだな」
「そう でも 急いで さっき“悪霊”が開けた “窓”の影響で 時空が歪みだした」
「窓が開き切ってしまったら この空間は 皆を巻き込んで 消滅してしまう
今ならまだ 塔が機能する コード解除できれば空間は 正常化する筈だ」
「あ、あなたは 大丈夫なのか?」
「大丈夫、と言いたい所だけど 破局コードのせいで悪霊の力が増幅している コードが解除されれば私の力で もう一度封印ができる」
とにかく やってみるため、上へ向かう ニケ。移動中に、「守護者」の声が聞こえない リビに説明する。
■上に到着する前に、ニケに背負われたアルが 目を覚ました。
「怖い・・・ 世界中が 私を飲みこもうとする ここまで生きてこられたのは 約束があったからなのに
また会えるって言ってくれた けど あの日は本当に 永久に失われて もう二度と会えない」
アルの発言に、リビは 怒った。お前は 取り返しのつかないことをしたんだと、アルを 感情的に責める。
「お前なんか・・・っ」
「リ・・・」
「太陽王っ それ以上 言ったら ツバイが許さない」
「私が・・・ うまれてきては いけない人間だってことは・・・ わかってるよ」
■ニケは リビに向けて、語り始める。昔は 自分の為、劣等感の為に歌っていたけれど、大陸に来て “誰かに届けたい” “世界の為に歌いたい” と思うようになった、その一番はじめの出発は「リビの為に歌いたい」だった、と。
「そして 私とお前を出会わせてくれたのは お前の “業”だった お前の “業”が あったから 私は歌えた お前も アルも
出会ってきた人も 皆 それぞれの想いやそうせざるを得ない状況から 動いてた 正しいも 間違いもない でもその“在り方”が “世界”なんだ それを否定してしまったら
私はそもそも ここに今いない だから 何が必要かなんて 人には選べない
私には “誰が世界に望まれているのか” わからない だから 同じように
“この世界に いらない人間”も いないと思う」
しかし、アルは ニケの言葉を信じてくれない。ニケ姫は 恵まれているから、そう言えるだけだと 突っぱねた。
■起動装置のところまで いよいよ辿り着いた ニケたち。きれいな 虹色の水晶、装置は ニケに反応するけど、現れた文字を ニケは読むことができない。もちろん リビも。
ニケが歌ってみると 水晶が真っ赤になってしまった。装置を操作できない原因を、アルだけが 理解している。
(いや 破局コードの解除項目は出てる さすがだな 最高権限のものばかりだ
でもどうせ 意味ない もうすぐ皆 滅びるんだから でも心の奥が イライラする さっきの姫の言葉だ)
“この世にいらない人間も いないと――・・・”
「違う ニケ姫 たぶん 歌詞が違う 左上の所 多分 そこにあるのが 対応コードだと思う」
「アル? なんで」
「ニケ 気をつけろ 何 企んでるか わかったもんじゃねぇぞ」
「誤解しないで 世界を救いたいわけじゃないけど 罠ってわけでもないよ ただ」
(最後に・・・)
「私をここまで落とした奴らの望んだ通りになるのが しゃくなだけ それ以上に ニケ姫 あなたにも 腹が立つ
この期に及んで まだあんな綺麗ごとを言う このままここで死んだってきっと それは変わらないんだ
それは とても・・・ とても 不快だ・・・ そこまでの大口をたたくなら 証明してよ
この先を生きて 絶望して その上で もう一度言ってよ さっきの言葉を “それでも”
それでも 私は いても良かったって そういう 世界だって」
(そうか アルは ずっと ずっと それを――――・・・)
「わかった 力を貸してくれ そのかわり 必ず証明する
お前がいても いい世界だって 何度でも 約束だ」
アルが 歌詞を読み上げて、ニケが それを歌にのせる。
破局コードは 解除できたのか――――!?? 133話は 19号!!!