なまいきざかり。 123話 21巻の収録だと思うのでネタバレに気をつけてください
詳しく感想を書く余裕が なくなってしまったので、できるかぎりで ちょっとでも販売促進…!!!
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第123話 | 21巻
「どうでもいい・・・ なんて・・・ 言うつもり なかった・・・」
「関係ないとか 言われて・・・」
(今までも)
「ムカついて 言い返しただけ・・・」
(そんな いざこざは 何度もあった)
(でも――)
「・・・・・・・・・ ・・・・・・スノードーム」
「こわれちゃった・・・」
(きっと)
「もう元に 戻らない・・・」
ズル・・・
「わっ 危っ・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・ばか」
「・・・・・・・・・」 「・・・なるせ・・・」
「・・・何で・・・」
(何で)
(あんたが そんな ボロボロになるんだ)
「・・・大丈夫」
(もう)
「大丈夫だよ 町田さん」
(戻らなけりゃいいんだ)
花とゆめ2021年02号
■あらすじメモ
■由希の部屋を出て行ってしまった 成瀬は、そのまま 春原さんの家へと向かっていた。
すると、ちょうど 春原さんは 母のお店に避難するところだった。
お家が 雪に耐えられるかは 分からないが・・・、他に頼れる親戚がいない春原さんの とりあえずの無事を確認できると、すぐに立ち去る 成瀬。
「・・・ま 何か困ったら センパイなり俺なり 連絡すれば」
「あ―― 俺の連絡先 もう消えてっかもしんねぇけど」
「・・・っ きっ 消えてないよ・・・っ」
「・・・・・・ずっと 私は 消してない」
うつむきながら そう言うと、成瀬に傘を渡し 走り去っていく 春原さんだった――――――――
■翌朝、成瀬からの連絡を 一晩中 待ち続けていたっぽい 由希の顔色は とても悪い・・・。
待ってない、別にいい、なんて 自分に言い訳してるけど、明らかに 気にしている。
(あの後 成瀬は)
(春原さんの所へ 行ったんだろうか)
その日の部活で、体育館にて 顔を合わせる 由希と成瀬。
「関係ない」と言ってきたのは 向こうなのだから、私から話すことなんか ない。
由希は 意地を張って 気にしてないフリをして、いつもどおりテキパキと マネージャーの仕事をした。
しかし、成瀬に タオルを手渡した その時、衝撃が走る――――
(・・・あれ 今の 成瀬 だよね?)
(目が 合わない)
(合わせようとしない)
これまでも 機嫌が悪かったり ふてくされてたり、成瀬の態度が悪い時なんて いくらでもあった。
でも 今回の喧嘩は、今は、これまでと まったく違うことに、気づいた 由希。
(まるで 私のこと 忘れたみたいな――――)
そんなショックを受けても 由希は、部活中なので 仕事に集中しようとした。
ところが、ひとり部室へ行き 備品を探していた最中、由希の心に 決定的なダメージが・・・
(あれ …誰かのスマホ 置きっぱなし 体育館 持ってった方がいいか・・・)
バイブが鳴っている そのスマホは、おそらく 成瀬のスマホ。
画面には、“春原 結菜” と出ている――――――――
(どこかで 思ってた)
(出てったフリして 戻ってくるんじゃないかって)
(こっちが無視しても 目を合わせようとしてくるんじゃないかって)
(いつもみたく・・・)
(でも ちがった)
(成瀬には 後悔があって それを むし返したのは 自分(わたし)で――)
(どんなに 大事な物だって 扱い方を まちがえれば)
(壊れるのは 一瞬なんだ)
■部活後、以前から予定していた 高校の飲み会へ参加する 由希。
成瀬に「外では飲んじゃダメ」と言われているのだが・・・・・・・・・
(・・・別に あんなのも もう関係ないか・・・)
なんなら 少し、酔いたい気持ち。ところが なぜか、今日は 酔えない。
昨日の喧嘩のこと・・・ 成瀬のことが 頭から離れてくれないから――――?
今は何も考えたくなくて、強くないのに 由希は お酒を飲み続けてしまう。
真夜中、一緒に飲んだ みんなの前では ぜんぜん平気そうだった 由希だけど・・・
帰りの電車の中で スイッチが切れ、途端に 酔いが回る。
モヤモヤに襲われ ヤケクソな考えになっていき、駅のホームで スマホを取りだし――――――――
(でもな これだけは 言わせてもらう)
「べ――――――――――――だ!!!」
もちろん 電話の相手は成瀬・・・ではなく、かけ間違えられた 袴田くん。
完全に酔っぱらっている由希は 間違えたことを分かっていないし、そもそも まともに会話ができない。
はた迷惑でしかない状況の中、電話からアナウンスが聞こえたため 由希が近くの駅にいることを知った 袴田くんは、急いで 駆けつけてくれた。
そして、こんな由希を ひとりにするわけにはいかず、アパートまで 送り届けることにして――――!??