なまいきざかり。 124話 21巻の収録だと思うのでネタバレに気をつけてください
詳しく感想を書く余裕が なくなってしまったので、できるかぎりで ちょっとでも販売促進…!!!
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第124話 | 21巻
(いつも 私を見ていてくれた 想ってくれた)
(あったかい人)
「ありがとう」 「袴田くん」
「・・・・・・・・・ごめんね・・・・・・」
「がんばらなくて いいんだよって 言ってくれて」
「いつも 助けてくれて」「すきだって・・・ 言ってくれて」
「ありがとう」
(ありがとう 袴田くん)
(きっと ずっと 大すきだと思う)
「ごめんなさい・・・」
「・・・今のは いたいの とんでけ ですよ」
「じゃあね 町田さん」
(ああ わかった――――)
(袴田くんは 私にとって)
(出逢わなければ いけなかった人――――――――)
花とゆめ2021年05号
■あらすじメモ
■成瀬のことで 傷つき悩む 由希。そんな由希の 胸の内を知って、思わず抱きしめた 袴田くん。
しかし 自分を律し、酔っている由希をベッドに寝かせて 部屋を出る。
そして、隣に住んでいる宇佐見さんに 事情を伝え、「町田さんのとこ いてあげてください ちょっと飲みすぎたみたいで・・・」と言って 帰っていった――――
■翌朝、宇佐見さんから話を聞き 袴田くんに迷惑をかけたことを知る 由希。
由希には まったく記憶がなく、袴田くんと会ったことさえ 覚えていない。
「・・・・・・ ・・・ねぇ 私さ」
「袴田くんは本物だと・・・ 思う・・・」
「本物・・・?」
「だって 考えてもみなよ!!」
「すきなコが傷心で酔って電話してきて 部屋まで送って2人きりだよ!?」
「手 出さないで帰る男なんて この世に袴田静ただ一人だよ!!!」
「そっ・・・ それは・・・ 本当に・・・ 申し訳ないとしか・・・」
「・・・夏にみんなで 軽井沢行った時も思ったけど あのコは本当に 由希ちゃんのことだけ想ってるよ」
「袴田くんのこと もう少しだけちゃんと考えてあげてもいいと思う」
■その後 大学で、由希は 袴田くんに謝罪し、せめてものお詫びとして タクシー代を手渡そうとする。
お金の受け取りは断固 拒否した袴田くんだが その代わりとして、「私の気が済まない」と ひたすら申し訳なさそうにする由希に、現在 成瀬と微妙な距離感にある由希に、デートを申し込む。
「今日明日 体育館メンテで練習休みでしょ 明日一日 俺と出かけてくれたら 全部チャラってことで」
「言っとくけど 金なら1円も受け取りませんから」
成瀬に言われた言葉、宇佐見さんに言われた言葉。考えた結果、由希は デートを了承することに。
■次の日、約束どおりデートをする 由希と袴田くん。食事をして、映画を観て、穏やかなデート。
頭の中で 成瀬の声がしても、由希は 聞こえないふりをする。
でも やっぱり、つい成瀬のことを 考えてしまうのだが――――
(驚くほど 簡単に こわれてしまった 「今」)
(目を閉じて 耳を塞いでいれば きっと すぐ過去に変わってしまうのかもしれない)
(なんだか もう痛くない)
■何か起こることもなく 挨拶をして別れ、今までと変わらぬ距離感のまま デートが終わる・・・ところだったが、由希の腕を掴んで引き止め 顔を寄せる袴田くん。
すると、戸惑うけど 抵抗はしない 由希が、ぎゅ・・・っ と目を閉じる。
そんな 由希に、袴田くんは――――――――
「・・・・・・・・・ ・・・だめですよ」
「聞こえないフリしたら」
「今日ずっと呼ばれてたでしょ」
由希の頭の中が 成瀬で占められていること、袴田くんは 分かっている。
だとしても、それでも・・・・・・
「俺は その声が聞こえなくなるまで すきだって言い続けます」
「絶対に また笑わせます」
「信じてくれますか?」
これまでの彼の言葉も思い返し 改めて、袴田くんの想いを 痛いほど感じた 由希は、ボロボロと涙を流しながら 「ありがとう」と「ごめんなさい」を伝えたのだった――――――――――――