コレットは死ぬことにした 117話 20巻の収録だと思うのでネタバレに気をつけてください
詳しく感想を書く余裕が なくなってしまったので、できるかぎりで ちょっとでも販売促進…!!!
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第117話 | 20巻
「ならワタシが ハデス様を看る」
「本来は家来として 主の閨へ入るなど あるまじき無礼
だが喜んで お叱りを受けるぞ」
「ワタシを叱るほどに ご回復されたなら 本望じゃ」
「だからお前は 地上(うえ)へ戻って」
「地上での仕事を しっかりやってこい」
ここに いたいのに
ここに患者が いるのに
「・・・わかった」
私 このひとの 妻になるのに
「ハデス様 またお昼に来ますからね」
私はハデス様のそばにいつでも いられるわけじゃない
いつでも ずっと
わかってるつもりだったのに――――・・・
花とゆめ2021年15号
■あらすじメモ
■ハデス様が倒れた日から 十日も経ったが、未だ目覚めない ハデス様。
それでも、昼と夜 1日2回やって来て 看病に努めるコレットさんは、ハデス様へ たくさん声をかけた。
もしかしたら 届いているかもしれないから――――
■弟子たちに嘘をついてでも 毎日 冥府へ来るコレットさんに対し、協力的で 優しくしてくれる 冷静なガイコツたち。
ハデス様の現状は ガイコツとカロンしか知らない
コツメくんやクロノス様達には 体調不良とだけ
ハデス様が自分から打ち明けるまでは そうしようって
コレットさんが ハデス様の隣で ガイコツお手製のランチを食べ終えた そのとき、ついに ハデス様が目を開けた。
自分で体を動かすことはできないけれど なんとか喋れるし、意識も しっかりしている。
倒れてから十日が過ぎていると知った ハデス様が、まず気にしたことは 裁判だった。
「大丈夫です ラダさん達が三人でこなしてます カロンからも問題ないって」
「冥府の裁判官を増やしたことが 活きてますよ」
「今は自分のことを優先しましょう?」
「・・・・・・・・・」
「・・・まぶしかった」
「え?」
「最後に見た 空が」
「お前の 服の 色・・・」
「思わず 見上げてしまった・・・」
「そのせいだろうか 視界が すこし ぼやけている・・・」
陽を直接 見てしまうと、一時的に視界不良になる場合がある。
でも 十日経って失明してないなら “最悪” は回避している・・・と思うが、しばらく 経過観察が必要。
「そうだ 仕立屋から 青服と一緒に手紙が来ました」
「ハデス様が助けた女の子 針子達も味方になってくれたみたいですよ」
「味方・・・?」
「友達になったんですって」
「あの針子達が・・・」
「そうです」
「女の子の親とも 一悶着あったみたいですけど
お店のおじいさん達と皆で守ってる って書いてありました」
「私にとっての アンノ先生や義兄姉達が その子にも できたんですね」
「きっともう大丈夫です」
「・・・ そうか」
あ ハデス様 寝ちゃった
(でも 気は休まったかしら?)
無茶しすぎって 小言の一つも言いたいとこだけど
「っ は~~~~ いいや うん」
助けたいって思ったんだもんね
「起きたし よし よし」
■ハデス様が目覚めたことを コレットさんから聞き、ホッとして喜ぶ 冥府のみんな。
コレットさんも “大丈夫 ゆっくり治していけばいい” と、心を落ちつかせようとするが――――
(・・・どれくらいで回復できるかしら)
(前より目覚めが遅いってことは それだけ重症ってことよね)
目のことも 前はそんな様子なかったって ガイコツが言ってた
「・・・・・・」
“ゆっくり” “焦らず ゆっくり”
よく使う言葉なのに なぜだろう 胸の奥がザワザワする
そんな漠然とした不安が当たってしまい・・・ ハデス様の体調が悪化、高熱を出し 苦しそうに呻く。
氷を用意してもらって 寝ずに看病するけれど ハデス様の熱は下がらず、コレットさんの心も しだいに弱っていき――――――――