なまいきざかり。 126話　22巻の収録だと思うのでネタバレに気をつけてください

2021年3月6日花とゆめ, なまいきざかり

詳しく感想を書く余裕が なくなってしまったので、できるかぎりで ちょっとでも販売促進…！！！

ミユキ蜜蜂さんの連載作品「なまいきざかり。」最新１２６話は、花とゆめ７号 で読めますよー！　ぜひ買いましょう！ (*^▽^*)

そして、最新コミックス２０巻 発売中！！！　みんなで買って 少女まんがを盛り上げましょー！！！

第１２６話 | ２２巻

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・なんか」

「すっごい すきなんだけど・・・・・・・・・」

「！」

「いっ・・・　　いらない！　そーいうの」

「いらない って何だよ」

「だっ・・・　　だって・・・ なんか・・・！」

　（わかんないけど・・・）

「・・・・・・」

「・・・・・・・・・　　・・・・・・き・・・・・・」

「緊張してんの？ うける」

「うるさいな」

「でも」

「わかる 俺も。」

　（壊れて）

　（カケラを集めて つなげても）

　（元通りには ならないみたい）

　（・・・だって）

　（前より　　ずっと――――）

花とゆめ2021年07号

■あらすじメモ

■お互いの大切さを 再確認し、ついに仲直りすることができた 由希と成瀬。

でも これから成人式がある。周りには 人がいっぱい。

夜になったら ゆっくり、由希と ふたりきりになりたい 成瀬だけど・・・

由希には 式典のあと、中学の人たちとの 同窓会へ行く予定が入っていた。

せっかく仲直りしたのに もう いつものクールな由希に戻っていて、成瀬は ちょっぴり不機嫌になり しぶしぶ立ち去る――――ところだったが、由希から 由希の部屋の鍵を渡してもらえて ご機嫌に！

「・・・同窓会・・・　早めに抜けて・・・　帰るから・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・勝手に来ててもいい・・・」

由希は着物だというのに 思いっきりに抱きつき、喜びを爆発させる 成瀬だった♡

■成瀬は夕方まで 元気いっぱい 礼儀ただしく 部活に励み、その後 ひとりで由希の家へ向かう。

すると 部屋の中へ入ろうとしていた その時、お隣の宇佐見さんと バッタリ遭遇！！！

未だ 成瀬のことを “元カノと抱き合ってた 浮気男” だと思ってる 宇佐見さんは、由希の友人として 怒りを露わ。

――――しかし、成瀬本人の説明で それは誤解だったと知り、すぐに大反省する 宇佐見さん。ＴＨＥ・土下座・・・！

「まあ　俺がセンパイ 傷付けたのは 事実だし」

「センパイの為にキレてくれる お節介な人が近くにいて よかったよ」

「・・・・・・っ　成瀬くん あんたってコは・・・」

「お詫びに 由希センパイ写ってる写真 全部ちょーだい」

「あんたってコは！！」

「は～　でも ホント 反省・・・　私しばらく おしゃべり自粛します・・・」

「あー　のがいいと思う。」

「・・・でも　そっか じゃあ・・・」

「やっぱ袴田くんとのデートは何もなかったんだね・・・」

「フラグ回収 爆速じゃねぇか。」

■自らに課した 禁酒を守り、約束どおり 同窓会を早めに抜けて、家路へと急ぐ 由希。

　（早く　会いたいな）

　（抱きしめてもらったら　　いっぱい話したい）

　（これまでのことも　　これからのことも――――――――）

■家に到着すると すぐに、待っていた成瀬に 抱きしめてもらえて、由希は しあわせに包まれる・・・のだが、「静とデートして どうだった？」と サラッと話を切り出され 数秒 思考停止。

「・・・・・・・・・何で・・・」

　　（これから 話そうと・・・）

「宇佐見サンに きいた」

　（宇佐見さん・・・）

「・・・・・・」

「・・・・・・袴田くんには　　「ごめんなさい」って・・・　言った・・・」

　　　“だめですよ　　聞こえないフリしたら”

「多分　袴田くんと話さなきゃ・・・」

「今もまだ 自分の気持ちと向き合えないままだったと・・・思う　だから・・・」

「袴田くんに会いに行って よかったって・・・　私は思ってるよ」

　（もしも　　必要のない出会いなんて なくて）

　（誰かと過ごした時間が　重ねた ごめんなさいと ありがとう が）

　（「今」を作っているなら）

　（過去の恋愛は終わったことだ なんて　　無理に 耳を塞いだりしないで）

　（知りたいこと　話してもらえば よかったんだ）

春原さんと 付き合っていたときのこと、卒業式でフラれて それっきりだったこと、再会して 懐かしさがあったのは事実だということ。

成瀬の口から 成瀬の過去や気持ちを しっかり聞き、成瀬にも 変化があると気づけた 由希。

「俺 今まで ずっと」

「俺には 由希センパイだけで」

「由希センパイには 俺だけいりゃいいって思ってたけど――――」

「そーじゃねぇから 今があんのかなー」

寄り添って いっぱい話し、そうして ふたりは、以前よりも ずっと強い想いで結ばれ、初めてのときのような 熱い夜を過ごしたのだった――――

　（きっと）

　（私たちは　　傷付くたびに 形を変えてく）

　（もしかしたら）

　（ここからは 「恋」のその先）

　（「愛」なんて呼ぶのはちょっと　気が引けるけど）