なまいきざかり。 125話　21巻の収録だと思うのでネタバレに気をつけてください

2021年2月22日花とゆめ, なまいきざかり

詳しく感想を書く余裕が なくなってしまったので、できるかぎりで ちょっとでも販売促進…！！！

ミユキ蜜蜂さんの連載作品「なまいきざかり。」最新１２５話は、花とゆめ６号 で読めますよー！　ぜひ買いましょう！ (*^▽^*)

そして、最新コミックス２０巻 発売中！！！　みんなで買って 少女まんがを盛り上げましょー！！！

第１２５話 | ２１巻

「あのさ・・・」

「俺 おじさんになるわ」

　（・・・・・・？ 何言ってんだろう・・・）

「私が先に成人したから 自分 更に先回りして おじさんになります みたいな・・・　

　むずかしい話 してる？」

「してない」

「姉ちゃん 子供できたって」

　（・・・・・・！）

「え　　うそ」

「ホント」

「うそ」

「ホント」

「お」　「おめでとう・・・！」

「俺もさっき 聞いて」

「無事に夏頃 生まれたら」　「センパイにも 会わせてぇな とか」

「センパイ 顔見て泣かれたら うけんな とか」

「案外なつかれて また仕事増やすかもな とか・・・」

「やっぱ」　「俺の未来 由希センパイばっかだわ」

花とゆめ2021年06号

■あらすじメモ

■バイト終わりの春原さんと 春原さんを店の前で待ってた成瀬が、公園へ移動して じっくり話し始める。

春原さんが 成瀬に電話したのは、大雪の日に来てくれた件について お礼を言いそびれていたのを 気にしてのことだった。

「・・・あんさ　何か困ったら連絡しろって」

「俺 こないだ 言っちったけど・・・」

「わかってるよ」

「もう 消しとく　　連絡先」

「・・・・・・　　・・・ごめん」

春原さんは よく知っている、中学の時の成瀬だったら 元カノの電話も 何も考えず出ていただろうことを。

その頃の成瀬は、現在の成瀬自身もビックリするほど アホで、サイテーだった。

中学の卒業式の日、高校が別々で 続けるのは難しいからと 別れを切り出す 春原さんの「・・・翔は　どうしたい・・・？」という質問に、「どっちでもいいかな」と答えるような サイテー彼氏だった。

　　　“「そう・・・だよね・・・」”

　　　“「翔はさ　　私がいなくても 平気だもんね」”

「・・・ホント」

「それっきりだったよね」

「全然 引きとめてくれないから正直 驚きすぎて涙も出なかったけど」

「それは まじで すまん」

「ふふ　いいの もう　　でも」

「翔をそこまで変えられた　町田さんが ちょっと うらやましい」

「・・・・・・」

「俺はただの アホだったけどさ――」

「お前の幸せ 一番に考えてくれる人　　多分いると思うし」

「なんつーか まあ・・・　　負けんなよ」

■成瀬の言うとおり、春原さんの幸せを 一番に考えてくれる人がいる。それは 春原さんのお母さん。

実は ずっと、娘には内緒で お金を貯めていて、今より ちゃんとしたアパートへ引っ越すための資金を 準備してくれていた。

「何で・・・ 一人でそんな・・・　言ってくれたら よかったじゃん」

「だって～～　話したら結奈 絶対ママより頑張っちゃうし――――」

「これは ママから結奈へ　いつも ありがとうの気持ち♡」

愛情溢れる母に 抱きつき、甘える 春原さん。その目には 幸せの涙が浮かんでいる。

　（翔　　私ね）

　（きっともう 大丈夫だよ）

■袴田くんのおかげで目が覚め 自分の気持ちを整理できた状態で、成人式の日の朝を迎えた 由希。

　　（・・・わかってる）

　（わかってる）

　（実際 袴田くんのが 話合うし 落ちつくし）

　（あの告白も お受けできればきっと 心穏やかな日々がおとずれたのだと・・・！）

　（わかってはいた！）

　（でも・・・・・・）

　（どうしたって 答えは変わらない）

覚悟を決め 気合いを入れ、緊張しながらも なんとか、成瀬に 連絡を入れる。

重くならないように・・・と 悩みに悩んだ末、“おはようございます。 今日は成人式に行ってきます。” とだけの文章を。

「は？」

「・・・・・・・・・　ぜってぇアレだろコレ」

「何送るか考えすぎて ワケわかんなくなってるパターンだろ・・・　・・・まじ・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

休日の朝に届いた 由希からの、由希らしい メッセージ。

スマホの画面を じっと見つめていた 成瀬のところに、姉・瞳さんと 瞳さんの夫・アレックスが現れて――――？

■成人式の式典に参加する 由希は、キレイな晴れ着姿で 会場へと到着した。

成瀬にラインを送ってから 数時間は経っているはずだが、既読ついてるのに 返信なし。

しかし 実は、会場に 成瀬も来ていた。そして ふたり向かい合い 第一声、成瀬が 由希に言った 言葉とは・・・！？？

ようやく、壊れそうになっていた 由希と成瀬の関係を、修復できるときが やって来た――――――――