なまいきざかり。 117話 20巻の収録だと思うのでネタバレに気をつけてください
詳しく感想を書く余裕が なくなってしまったので、できるかぎりで ちょっとでも販売促進…!!!
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第117話 | 20巻
「あの・・・ 手・・・ はなして・・・」
由希の 左手の薬指に、指輪がはめられていることに気づく 袴田くん――――
ぎゅ・・・
「やだって言ったら どのくらい本気で 怒りますか?」
ドクッ (あ) ドク…
「本気でキレてもらわないと はなせないっス」
「・・・ちょ」 ドクン
「いースよ ひっぱたいても」
(あれ) ドクン… (この目)
「「人の」ってのは もうわかってますから」
(あの時と――――)
花とゆめ2020年18号
■あらすじメモ
風邪で部活を休んでいる 袴田くんの家へ行くことになった、由希。コーチに、今日が締め切りの 合同練習会の申し込み書を受け取ってきてほしい、と お願いされたため。
その話を聞いて 当然、最初は「何で 由希センパイが」と めっちゃ不満げな 成瀬だが・・・
「・・・別に 申し込み書 もらって帰ってくるだけだし」
(・・・とか言ったところで)
(しぬほど嫌味言いながら ふてくされて どっか行くに100票・・・・・・)
「・・・・・・・・・駅からの地図かく? 昔いったことあるから 知ってっし」
「!?」 (お?)(や・・・やけに すんなり・・・)「え・・・ いいの?」
「何? 別にもう あんな雑魚 こわくも何ともねーし」
「センパイのこと ちゃんと信じてるし」
「俺もー 大人だから」
袴田くん絡みになると いつも制御不能に陥って 大荒れになるのに、今回は違った 成瀬。
(もしかして これってすごい進歩なのでは・・・)
袴田くんの家に到着した 由希。家の前で 偶然、袴田くんのお兄さんと 初めて会った。
すると 押しが強いお兄さんに、強引に 家の中へ案内される。本当は 袴田くんを呼んでくれればいいだけで、お邪魔しなくても 済む用事なのだが・・・
由希が 自分の家にいる状況が 突然やって来て、困惑と興奮を抑えられない 袴田くん。
それでも とにかく、目的である申し込み書を 由希に渡そうとしたけど、すっかり忘れていた 重大なことに気づいた・・・
「・・・練習会の申し込み書 俺 先月郵送してました」
(私が来た意味)
顔面蒼白の 袴田くんは、土下座して 由希に謝罪。その時、お茶を こぼしてしまう。
すると 由希は マネージャーとして、袴田くんが火傷をしていないか 心配し、大事ないことを確認して ホッとした。
(・・・うわ・・・)
(やっぱり ふとした瞬間に 思い知らされてしまうのは)
(すきで 仕方ないってこと)
(まじで)
(これ以上 近くにいると――――)
「・・・合同練習会って」
「はい」
「央崎からは 袴田くんしか行かないんだっけ」
「みたいっス 別に今回は 強い大学(とこ)が集まるとかじゃ ないらしいし」
「・・・けど俺 今はレベルとか関係なしに 色んな相手とバスケしてみたくて」
「それで何か 新しく得る物も あるんじゃねぇか って気がして・・・」
(袴田くんは 真面目だ・・・・・・)
「そっか・・・ 袴田くんの そーゆう姿勢 私も見習わないと」
「は? 俺はあんたを見習ってるんですよ?」
ずっと好きなのに 好きになってはもらえない人と ふたりきり、袴田くんの想いが 爆発!!!
――――しそうになったものの、袴田くんのお兄さんと弟さんの出歯亀のせいで 袴田くんのターン すぐ終了・・・
袴田くんとの距離感を また見誤ってしまったかもしれない・・・、でも ふだんの頑張ってる袴田くんは 純粋に応援したいし・・・、と苦悩する 由希。
そんな由希の心は、口では強がっても 無意識に成瀬を求めていた。
(てゆーか え え 何)
(「信じてる」とか言われて 進歩したとか思ってたくせに―――― 結局)
(・・・待ってたの 私の方じゃん・・・)
一方 成瀬も、由希が 袴田くんの家へ行ったことに、本当は とても強い不安を感じていたらしく・・・?
「左手 俺が渡した時計つけてるし 薬指にリングもはめてるし」
「もー何もビビることねーしって さっき100回くらい 唱えてた」
「しぬ気でいいコにしてたんだから ちゃんとほめてよ」
「・・・!」
(「もう大人」なんて言っておいて)
(そーやって すぐ幼い顔を見せて)
(私も まんまと丸めこまれる)
(正直 進歩なんて ほんの数ミリか 気のせいだよ)