コレットは死ぬことにした 109話 18巻の収録だと思うのでネタバレに気をつけてください
詳しく感想を書く余裕が なくなってしまったので、できるかぎりで ちょっとでも販売促進…!!!
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第109話 | 18巻
(・・・あ 時間)
「ハデス様 そろそろ」
「ん 地上(うえ)まで 送る」
「・・・」
「ハデス様?」
「もう 恋しい」
「お前が帰ってしまうのが ・・・もう 恋しくなった」
「クロノスの愚痴だけで今日が終わってしまうとは」
「そんな日があっても いいのではっ?」
「そうだろうか」
「・・・だがこんな毎日に慣れねばな 会えない日が 増えることにも」
「お前も 無理するな」
「そう ですね」
(慣れる) (私も そうだよね)
(でも恋しいなんて 言われたら)
花とゆめ2021年04号
■あらすじメモ
■コレットさんが 村に戻ったので、イタン兄さんも 街に帰る準備を始めた。
イタン兄さんが帰ったら、診療所は コレットさんとセラとポーラの2人になる。
いつまでもイタン兄さんには 頼れない。コレットさんの 目下の目標は、セラとポーラを 一人前の薬師にすること。
(そしてそれが 薬師を繋ぐ野望への道なのだ!)
心の中で ひっそり野望に燃える コレットさんだったが・・・
「往診行ってきまーす」
セラは 軽傷者の往診なら 一人で行けるようになっているし、ポーラは とっても速く 包帯を巻けるようになっていた。
「あの・・・ セラもポーラも・・・」
「え? もう一人前になっちゃった??」
「いち!? なってませんよっ」
「ほんと?」
「俺に聞くなよ お前の弟子だぞ」
「でもまあ二人共 様になってるだろ コレットが留守の間に 村の生活で多い病と 怪我の対応を重点的に訓練してきたからな」
「訓練 なるほど・・・ いや びっくり」
「すごいね ポーラ セラも すごい」
「あっ そんなっ そんな そんな」
「イタン先生の教え方が上手だからですよっ」
それは つまり “コレットさんの教え方は下手” ということなのか!?? なんて、考えすぎてしまう コレットさん。
もちろん、ポーラに そんなつもりは まったくない。
それに―――― 成長したとはいえ、まだまだ失敗が多い セラとポーラ。
「二人は一人前?」
「・・・ちがうかも」
「そー まだこんな調子 でもコレットが帰ったときにいいとこ見せたいって 頑張ってきたんだよ」
「それはよく わかるだろ?」
(いいとこ見せたい)
(そっか 頑張ってるんだ)
(うれしいことだ)
「うん タン兄 二人を見てくれて ありがと」
(セラとポーラと一緒に私も)
(一人前の師にならないとね)
■コレットさんがいない間に 診療所では もうひとつ、変化があった。
それは、村の少女・トルカが 診療所を見学しに来るようになっていたこと。
薬師に興味を持っている トルカ。でも、弟子入りを志願したいわけではない。
「なんていうか 知らない仕事を見るのが面白いだけで そしたら 見てていいよって言ってくれたから」
(ほー)
(旅の間 私にも色々あったけど 診療所(ここ)も色々あったんだなあ)
将来的に、セラとポーラの 次の薬師、が 必要となる。
だとすると 今から “未来の薬師” を募集し、希望者を 受け入れるべきだろうか? その余裕が 薬師側(自分たち)にあるだろうか? さすがに まだ早計だろうか? 悩む コレットさん。
そして、村の人のほとんど 読み書きができない、という問題もある。
生活上 必要ともしていない環境なので、トルカは「ま 使わないから いらないんだけどね」なんて言うが・・・
(じゃあ)
「使えるなら 使ってみたい って思う?」
「教えようか」
“トルカ” という字は どう書くか。初めて 自分の名前の書き方を知った トルカ。
でも その反応は、さほど興味なさそう―――― ということも なさそうで!??
■夜、散歩に行くていで なんとか、冥府に来ることができた コレットさん。
ハデス様と ふたりきり、ゆっくり お喋りタイム!
地上での出来事、薬師を繋ぐ野望について。一方 ハデス様は、父・クロノス様への 愚痴が止まらない・・・
(・・・く くだらなくて可愛い 個人的には 可愛いけど)
「なるほど そのコンボは辛かったですね」
「次は顔面を掴んでやる」
話が弾むけど、あまり 長居はできない。コレットさんが帰ってしまうことを 寂しがり、恋しがる ハデス様。
こんな毎日に、会えない日が増えることに 慣れなくてはいけないが、ハデス様の言葉が嬉しい コレットさんは――――
「・・・ハデス様 私 たぶん いま」
「ちょっとだけ 遠回りで散歩してるの」
「ふ 遠回りか」
「ちょっとだけね」
「ああ」
「わかった」
キスをして、見つめ合い、抱きしめ合う ふたり。
一緒にいる時間を 少しだけ伸ばす、ラブラブな ふたり。
(わたしと あなたの心の中を)
(わたしとあなたで いっぱいに満たしておく)
(帰るのは それからにする)