コレットは死ぬことにした 108話 18巻の収録だと思うのでネタバレに気をつけてください
詳しく感想を書く余裕が なくなってしまったので、できるかぎりで ちょっとでも販売促進…!!!
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第108話 | 18巻
「私のことは いいよ」 「タン兄は マリー姉のことだけ考えてよ」
「そうはいくか」
「もしコレットを傷つける奴がいたら 俺に言えよ そいつ ぶん殴りに行くから」
「俺とランと ユリヤも マリーも 許さないぞ」
「全員で行くからな」
「か 過激・・・ 薬師なのに」
「ぶん殴ったあと 治るまで面倒みてやるよ」
「??」
「お前が向こうで 色々知ったように 俺はここで お前のことを 色々聞いた」
「普段の働きぶりとか なんでここに住むことになったのか」
「セラとポーラが来る前と 来てからと」
「その歳でここまで やってる奴はそう いない 同じ青服として 尊敬する」
「でも だからこそ」 「俺はお前を ずっと気にするからな」
「どこにいても いつまで経っても」
「コレットは うちの大事な 末っ子なんだよ」
花とゆめ2021年01号
■あらすじメモ
■ついに 自分の村へ戻ってきた コレットさん。もちろん まっすぐ 診療所へ。
師匠の帰りを待ってた ポーラとセラが、大喜びで 出迎えてくれた。
弟子ふたりにも イタン兄さんにも、ディオとヘルメス様のことを「友達(親友)の イオさんとエルさん」として 紹介。
コレットさんとしては すぐにでも イタン兄さんに マリー姉ちゃんと結婚することについて 話を聞きたいのだが・・・ 今この場で する話ではないので 我慢。
旅での出来事について お喋りして、海を見たことがないと言うポーラとセラに 海で拾った貝殻をプレゼントした。
「ていうか私 土産のひとつも買わずに帰ってきちゃって ご ごめん・・・!」
「留守を預かってもらってたのに」
「コレットさん そんなっ この貝殻 すてきですっ」
「それに それに 何より コレットさんが 無事に帰ってきてくれて」
「それがいちばん 嬉しいです」
「また一緒に お仕事できるんだもん」
(ポーラ)
「おれも おれも おれ達イタン先生に 色々仕事教えてもらって」
「前より役に立てます!」
(セラ)
(私の旅は二人がいてくれたから できたんだよね)
「ありがとう 二人には 感謝してます」
■村長さんとイタン兄さんから 勧められて、早々に 村のみんなにも ただいまの挨拶をして回る コレットさん。
みんなが コレットさんの帰りを 喜び、コレットさんは みんなが元気でいてくれたことに 胸をなで下ろした。
(建物も道も 違うけど こうやって 高台から見下ろすと 改めて故郷と似てる気がする)
(なんだろう 風の匂いが似てるんだ)
(本当に帰ってきたんだなあ)
(・・・今日は 冥府は――・・・)
(厳しいかなあ 今こっそり行ってもハデス様が 裁判終わってないだろうし)
(あ でも)
(旅立ったときも行けなくて事後報告だったのよね・・・)
(ん~~~~・・・)
悩むくらいなら! ということで、コレットさんは 隠密ダッシュで冥府へ行き ガイコツに「無事に村に着いた って伝えて下さい」と言伝を頼み、頼んだら すぐに 地上へ戻る。
これからは また、冥府へ行くときは 忍んでいかねばならない。
■イオさん エルさんのこと、乗ってきた馬車の 御者(人形)のこと、ポーラとセラ イタン兄さんに 正体を教えるわけにはいかないので、嘘をついて 説明している。
嘘ばかりついてることが 少し、コレットさんの心に 負担となっていく・・・
(しょうがないんだけど)
(ポーラもセラも タン兄もいい人だから ふいに 心苦しさが ふつっと)
(湧いてきちゃった)
そんな気持ちを抱えつつ、夜 イタン兄さんと2人になった際、マリー姉ちゃんとの結婚する件について 話を聞くことができた コレットさん。
「俺はマリーを 妹だと思ったこと ないんだよな たぶん マリーも そう」
「家族だとは 思ってきたけど」
「コレットは 妹なんだけどなー ランと ユリヤも」
「何が違うんだかなあ 歳かー? ははは」
(それ 知ってる)
(特別 ってことなんだよね そういうの 今ならわかる)
でも 逆に イタン兄さんから「コレットは?」「誰かいるのか?」と尋ねられても コレットさんは、正直に 喋るわけにはいかなくて・・・ やっぱり 嘘をついてしまって、心苦しさが 増してしまう。
しかし、イタン兄さんの 家族に対する 熱い気持ちを聞き、イタン兄さんが どれほど自分のことを 大切に想ってくれているか、大事な末っ子として 気にかけてくれているかを知ると――――
「タン兄 ありがと」
(どこにいても 私の家族でいてくれる)
(やっぱり 知ってほしい)
「さっき 嘘ついた」
「・・・大切にしてもらってるから 大丈夫だよ」
「タン兄みたいに 優しいひとだから」
「その 心配いらないよ」
「それだけ 言っとくね」
「コレット・・・」
「そうか ならいい」
(今日初めて 本当のことを言った)
(いちばん大切なことを言えた――――・・・)