素敵な彼氏 55話 14巻の収録だと思うのでネタバレに気をつけてください
別冊マーガレット10月号の 素敵な彼氏、感想です
最新コミックス13巻 発売中!
ネタバレ配慮してなくてすみません
■ののかや桐山くんたちの 高校生活、ついに フィナーレ!!!
恋愛イベントに関しては ずーっと「カウントダウン」しか見てこなかった ののかとしては、卒業式の風習とかに さほど興味はない・・・?
けど もちろん 桐山くんの私物なら欲しいし、また 卒業式という一大行事を 軽んじているわけでもなく、成長した自分に 桐山くんにもらったヘアゴムと リングと 香水を 忘れず身につけて、高校生活 最後の日を迎える。
(今日は 卒業式だけど 桐山くんとは ずっとこれからもいるから 終わるようなかんじも しないっていうか)
とはいえ いざ式が始まると、制服の桐山くんを もう見れなくなってしまうことが 惜しくなったり、東京へ行く 木名瀬さんや生駒さんのことを想うと、やっぱり さみしくなってしまう ののか。
3年間 通った 学び舎で過ごせるのも、帰り道 みんなで集まって 楽しくお喋りできるのも、もう 今日で 終わってしまう・・・
■ののか・桐山くん・生駒さん・細谷くん・木名瀬さん。
フードコートで 卒アルを眺めたり、自主的な追い剥ぎイベント(笑) が起こったり、しんみりした空気ではなく いつもと同じ わいわいとした雰囲気で、最後の放課後を過ごす 5人。
しかし ここで、とある問題が 発覚・・・!!!
「木名瀬さんとエリハは出発 いつなの?」
「28日」
「28日」
「ええっ!! なんで 同じ日なの!? どうやって行くの!?」
「私 飛行機」
「私 JR」
「なんで ちがうの!?」
「途中で弘前の親戚のうちに よっていくのー」
「お見送り 行けないじゃん!!」
「お見送り 来てくれるつもりだったの?」
「行きたいよー!! 時間は!?」
木名瀬さんは 1時30分、生駒さんは 2時40分。それなら がんばれば ギリギリ行ける! と判断した ののか。
絶対にお見送りへ行くことを 木名瀬さんと生駒さんに宣言して、楽しい高校生活は 終わりを迎える。
「俺も行こうかな 見送り」
「一緒に来て来てくれるの?」
「ののかの当日の計画 どう考えても ギリギリすぎると思うんだよな」
「どこかで遅れたら アウトだろ サポートが必要じゃね?」
「ありがとう~~~~」
ネクタイとボタンだけじゃなく ブレザーごと ののかにあげた 桐山くん、ののかが喜ぶこと 分かってるからこその行動なんだろうけど、それだけじゃなくて “ののかに もらってほしいんだ!” っていう 確固たる意志を感じるのは 気のせいかしら?
思い出も 時間も、自分のすべてを ののかさんに捧げたいのかしら~? (*´艸`)
おそわれたみたいに見えても 追い剥ぎにあったみたいに見えても、べつに ぜんぜん 構わないっぽいし(笑)
恋人としてステップアップしたら 桐山くんの ののか愛が いっそう止まらなくなってる感じ、ニヤニヤしちゃうわ~~♡
桐山くんも ぜったい、制服のののかを見れなくなること 残念に思ってるよね (*゚▽゚*)
「ののかの制服 ちょうだい」とか言い出さなくて よかった(笑)
■いろいろ(桐山くん成分 濃いめ)あったけど、生駒さんと木名瀬さんのことが 大好きな ののか。
ふたりと お別れの日、約束どおり もちろん お見送りに行く。
まずは、木名瀬さんを見送るため 時間に余裕を持って 駅へ。
一緒についてきてくれた桐山くんが 気を遣って ののかと木名瀬さんだけにしてくれたので、ののかは 気になっていたことを 直球で質問!
「結 神田くんに 告白はしたの?」
「・・・・・・・・・!!」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「告・・・白・・・・・・ したっ」
「!!!」
返事は なんと・・・ なんと・・・・・・ OK!!!!!!
木名瀬さんの告白が うまくいって、神田くんと 付き合えることになったこと、自分のことのように めっちゃ喜ぶ ののか。嬉しくて キャーってなって 木名瀬さんを抱きしめた。
すると 木名瀬さんも、ぎゅっ・・・ と ののかを抱きしめ返す。
「前にも・・・ こんなふうに ののかに ぎゅってされたこと あったね・・・」
「ごめんね・・・・・・ ののかのこと 裏切って・・・・・・ ごめんね・・・」
「私 すごい ひどいことしたのに 見送りにきてくれて ありがとう・・・」
「友達でいてくれて ありがとう・・・」
(どんなに・・・ ハッピーエンドで終わったとしても やられたことは 忘れないけど)
(やったほうも 忘れないよね いつまでも)
「ねぇ 私は ゆるしてるよ!!」
(この話をする時は もしかしたらずっと ぎこちないかもだけど)
(でも・・・ 笑い話になったらいいな)
(結と ずっと先の未来で そうなったらいい)
泣きながら お互い 謝り合う、ののかと木名瀬さん。
あっという間に 出発の時間になってしまい、いよいよ本当に お別れの時。
「ふたり やっぱり素敵だよ」
「私も・・・ 神田といつか・・・ ののかと桐山くんみたいに なれるかな?」
「ならなくて いんじゃね?」
「人それぞれだからな 神田と木名瀬さんは いいかんじだよ」
「ののか 桐山 ありがとう バイバイ!」
(行っちゃった・・・)
■しかし 余韻に浸る暇はなく、次は 生駒さんを見送るため 急いで空港へ!
雪の影響で 飛行機が30分遅れになったため、そこまでバタバタせず ゆっくり話すことができた ののかと生駒さんと桐山くん。
親は仕事で来ていないし 私さびしがりやじゃないから ののかも来ることなかったのに・・・なんて言う 生駒さんだけど、その言葉を そのまま受け取ってはいけないこと、ののかは とっくに知っている。図々しく言うようにもなる。だって、3年も 一緒にいたんだから。
「・・・ののかみたいな友達が できると思わなかったな」
「中学の友達とか もうメールもしないし 高校でもクラス変わったら 毎日遊んでた子とも 遊ばなくなったし 離れたら 友達ってねー・・・・・・・・・」
「エリハが さびしいこと言う~~!!」
「そんなもんじゃね?」
「桐山くんまで~~!!」
「でも ののかとは私 一生友達な気がするな・・・」
「直也がらみで 友達になったわけだけど 直也と別れても 友達でいよーね」
「ははは」
生駒さんらしい冗談が 繰り出されたところで、もう 搭乗の時間になってしまった。
笑顔で「じゃあね」とだけ言って 歩いて行く 生駒さんの背中に向かって、ののかは 泣きながら・・・
「・・・・・・・・・ エリハー! 私もだよー! ずっと友達でいるつもりだよー!!」
振り返った 生駒さんは、やっぱり 笑顔だった。
だけど、飛行機の中では 流れる涙を止められなかった――――
(一生のお別れでもないのに 涙が止まらないの なんでだろ)
(友達に なった)
(たのしかったな さびしいな)
(また 会おうね 絶対)
あー もー 生駒さん、ほんっとう 素直じゃない! めっちゃ 意地っ張り! でも、それでこそ 生駒さん!!! なんだよね 。゚(゚ノ▽`゚*)゚。
いや~~ もらい泣きした。ののか・生駒さん・木名瀬さんの友情が どれほど素晴らしいものか、改めて分かって めっちゃジーンとした。
年とるとね・・・ こういうの弱くなるんだよ・・・ おばちゃんを感動させてくれて ありがとうね (*゚´ω`゚)
そして 桐山くん! ののかが泣く って思ってたから 来てくれた、ってことは やっぱり、ののかのこと なぐさめるために 付き添ってくれてたんでしょう??
なのに「俺が来たかっただけだよ」って言ってくれるとこ、そういう言い方が変わらないとこ、相変わらず 素敵な彼氏すぎだよー!!! (*^▽^*)
□■読みながら書いてるから 感想グダグダで すみませんでした!■□
友達との お別れが悲しい ののかと、そんな ののかを そっと支えてくれる 桐山くん、パシャリ・・・! 最終回 直前、早くも 泣かせてくるじゃん~~ (*゚´Д`゚)