それでも世界は美しい 140話 25巻の収録だと思うのでネタバレに気をつけてください

花とゆめ, それでも世界は美しい

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花とゆめ6号の それでも世界は美しい、感想です

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ネタバレ配慮してなくて すみません

■アルの気持ちを見極めるため 会いに行った リビは、以前より痩せている アルの姿を見て 少し動揺しているが、アルは笑顔で リビを迎えた。

平然と話す その様子に、リビは “やっぱり駄目だ こいつ 何も変わってない” と思うが――――

「待ってたよ リビ・・・  やっと私を 殺しに来てくれたんだね」

アルは 睡眠薬ないと眠れないほど、精神が安定していないことが分かった。

「何度か・・・ 命を絶とうとしてみたんだ・・・」

「でも その度に 雨が降って・・・」

「晴れた日でも  空を見上げると あの輪が いつも見ていて」

 (・・・・・・  苦しんでる)

 (何も響かなかった 動じなかった  あのアルが  俺がそうだったように)

 (心のバランスが 崩れて 苦しんでる)

「ニケ姫は 言ったんだ  何度でも お前がいて いい世界だって 証明するって  雨が降るたび 証明してくれていることを感じるんだ・・・  でも」

「じゃあ だったら 今までは何だったの? 私は暗い穴の底を見た  あれが世界だと思って 生きてきたのに だったら何故 あの時の私を 誰も助けてくれなかったの」

「今さらこんな完璧な世界に 放りこまれたって どうしたらいいか わからない」

“あの人” には もう会えない、その絶望感で アルは 息もできずにいる・・・

 (アルが “生きること”で 苦しんでる  苦痛を感じているんだ  感じる心が 戻ってきてる)

 (ニケのしたことは  無駄じゃなかった)

アルは “自分を壊すしかない” と言う。アルに 殺されたがっている。

「私が憎いでしょう?  誰かが 私を踏みにじって 終わらせてくれたら 今まで生きてきた世界が正しいと思える」

「そうすれば 信じてきた価値の中で死ねる  揺らがずに」

「今更 何かを 愛したり  求めるのは  こわい」

 (こいつは どこまでも 俺の相似形だ  ニケに出会えなかったまま 大人になった俺だ)

 (だからこそ 俺は こいつから 目をそらしちゃいけない)

「・・・結局 お前は 楽になりたいだけだろう  お前は いつも」

「自分のこと ばっかりだ」

「俺のことなんか 虫ほども思ってないくせに こんな時だけ 俺を使って  馬鹿にするんじゃねぇ」

「いつまでも 人を 自分と同じだと思ってんじゃねぇぞ  俺は・・・っ  そっちの道は もうごめんなんだよ」

 (そうだ  ニケはいる ここに  俺が ニケと出会って 知った世界を 裏切らない限り  お前は 消えない)

 (消えない――――・・・  だから)

「俺は お前を殺さない  お前はそうやって 苦しんで生きるんだ  それがお前の 罰だ」

「俺は  お前が憎い  でも俺の中の絶望を行使しない」

「あいつとの時間を 無意味しない  お前を許せない自分を 手放すことで ニケと出会えた意味に替える」

「そうやって 俺は お前を超える」

「人が生きるのも 出会うのも そこ自体に 意味なんかない  意味は自分が 見出すものだ」

「お前も 無意味にするな  これまでに出会った人間も 大事な思い出も」

「ニケのことも  ニケが連れて来た 美しい世界を」

「歯を喰いしばって 生きてくれ」

ここから先のアルは 辛い道を進むことになるけど、だとしても アルの命を奪わないでくれたことを、ツバイは涙を流し リビに感謝した。

■雨に打たれながら アルは、リビの言葉と、“あの人” のことを思い出す。

“お母さんをしてくれた あの人” の体は冷たかったけど、手は とても優しかったこと。マントはいつも いい臭いがしたこと――

 (どうして急に こんなこと  強烈に 思い出すの?)

 (胸が苦しい  だけど もう  忘れたくない――――・・・)

 (ずっと どこかに  逃げたかった)

 (ここは もしかしたら  あの時 逃げたかった  どこかなのかもしれない)

月と輪が浮かぶ空を まっすぐ見上げたアルの顔は、生きる決意ができたように見える。

■昔の太陽王に戻ってしまった、と 周囲が怖がる中、そうじゃないと見抜いていた ニールに、心配をかけてしまったことを謝る リビ

「でも今日で それも おしまいだ  俺はもう 泣いたり 無口になったりしねぇよ」

「きっと ニケもそうしろって言ってる」

「ええ・・・ ニケ様のことは その・・・」

「それにな ニール  俺やっぱり ニケのことは諦めない」

「違うぞ その・・・ 喪失感から逃げようとして言ってるんじゃなくて  不可能に近いことだって言うのもわかってる だけど俺  ニケを戻す方法を探すことまで 諦めなくていいと思って」

「探し続けたいんだ  あいつを自由にしてやりたい  俺の一生かかっても」

やっと あなたらしくなった、と笑う ニールは、協力すると言ってくれた。

そうして ニケを取り戻すことを決意した リビが、ガルタの「迷うニケ様は 弱くなかった 人は迷うべきです」という言葉に共鳴している その頃、カラと悪霊が 目を覚まし――――!?!

「それでも世界は美しい」ラスト3話!

それでも世界は美しい140話

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