なまいきざかり。 127話 22巻の収録だと思うのでネタバレに気をつけてください
詳しく感想を書く余裕が なくなってしまったので、できるかぎりで ちょっとでも販売促進…!!!
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第127話 | 22巻
「・・・今すぐ元通りってのは むずかしいかもしれないけど」
「俺は もう マネージャーとしての町田さんしか見ない って決めたから」
「町田さんも」 「俺はただの 一部員だと思って」
「今まで通りで いてください」
・・・一度
こわしたものは 決して元通りにはならないって しってる
望んでも 望まなくても 必ず形を変えてしまう
「・・・わかった」
大事なのは 「どうなりたいか」
「じゃあ」 「私は マネージャーで」 「袴田くんは 部員の一人で」
「大事な友達だって」 「思っててもいいかな」
「・・・じゃ それで。」
花とゆめ2021年10・11号
■あらすじメモ
■傷つけ合って 話し合って 修復して、また ほんの少し大人になった 由希と成瀬。
――――と 思ったら・・・・・・ 成瀬の 由希への甘え方が なぜか激しくなった。めっちゃ 激しくなった。
これまで以上に頻繁に 由希の家へ来て 泊まるようになって、由希が洗濯物をたたんでいようが お構いなしに べったり密着。
由希の家に一生いたい とまで思っている成瀬に対し、お家の人が心配するからと 帰るよう促す 由希だが――――
「でも 放っとくとまた どっかのアホに デートに誘われるかもしんねーし」
そして 解決すべき事案が もう一つ
■袴田くんの調子が とても悪い・・・。部活中、いつもだったら あり得ないミスをするほど。
その原因は “私のせいでは” と、自分を責めてしまう 由希。そして 宇佐見さん。
「だってそもそも 私がけしかけなきゃ 由希ちゃんだってデートいかなかったかもだし・・・
そしたら袴田くんも今頃 まだ片想い続けられてたかもしれないじゃん・・・」
「もしかしたら 袴田くんにとっては そっちの方が・・・」
「だとしても ・・・最終的に傷付けちゃったのは 私だから・・・」
あの日以来 袴田くんとは ろくに話してない
(というか1月は自主練が多いから 会うことも少ないし・・・)
「・・・・・・私ね」
「袴田くん応援しちゃう気持ちが心のどっかにあって・・・・・・ なんてゆーか」
「すきなコがいる人を すきになっちゃった焦れったさ・・・? みたいなの 何となく共感しちゃって・・・」
「でも」
「どうするのが正解だったのか わかんない・・・」
正解・・・
(たしかに)
(お断りするにしても もっと誠意を見せる方法があったのかもしれない・・・)
(なんかぐしゃぐしゃ泣いちゃって 語彙力も消滅してたし・・・)
言いたいこと言って 泣くだけ泣いて もしかしたら
私 一人で 解決しちゃったのかもしれない・・・
■雨宮くんが面白がって 余計なことを言ってくるせいで、さらに思い詰めてしまった 由希は、バスケ部を辞めることまで 考え始めてしまう。
袴田くんは 期待のエースなのに、あの様子じゃ ケガをしてしまうかもしれない・・・ 私がいることで 士気を下げてしまうなら、結果的に 部の迷惑になるのなら・・・ と。
そんな由希の悩みを知った 成瀬は、いつもどおり 淡々と言う。
「・・・由希センパイが 自分で決めたことなら 俺は止めねぇけど――――」
「そしたら 静もやめんじゃね?」
それは・・・ 一番 ダメなやつ
■一方、袴田くんも 悩み、思い詰めていた。
失恋したことが 悲しくて・・・ではなく、由希を めっっっちゃくちゃ泣かしてしまったことが 申し訳なくて。
あんな風に泣く あの人は見たことがなくて
「そんだけ真剣に応えてくれたんだ」って あの時は思った
実際 あーでもならなきゃ 諦めもつかなかったけど――――
でも
(結果スッキリしてんのは 俺だけで・・・
ぶっちゃけ 町田さんはもう 俺と顔合わすのも嫌なんじゃ・・・!?)
(そんで万が一 マネージャーやめるなんて言い出したら・・・・・・!?)
それぞれ 誤解をしている 由希と袴田くん。
お互い しっかり話したい気持ちはあるのに、会うと とにかく気まずくて、何を どう言えばいいか 分からずにいた。
袴田くんのバスケを マネージャーとして支えて
勝てばみんなで 一緒によろこんで
そんなふつうの部活仲間には もう なれないのかな・・・
(勝手・・・ なんだろうけど・・・)
そんな風になれたらって 思ってしまう
■解決すべき事案を 解決できずにいるせいで、いよいよ 深刻な事態に・・・!??
ある日、袴田くんが使用する 部室のロッカーが 空っぽになっていた。
部活を辞めようとしているのだと 思い込んだ由希は、すぐに 袴田くんのもとへ。
そして 「袴田くんは 期待の星なんだよ。」と 真剣に訴える。
「袴田くんは バスケ部にいなきゃいけない人なの」
「もし私がいるのが不愉快で集中できないなら 私が マネージャーやめ・・・」
「あの」
「何の話してます?」
「・・・・・・いや・・・ その・・・ 荷物が・・・」
「え 荷物? 部室の? いや あれは・・・」
「ロッカーのカギ調子悪いから しばらく別んとこ使えってナツミさんに言われて・・・。」
だよな・・・
早とちりだったことを知って 冷や汗をかきつつ ホッとする由希に、袴田くんは 「・・・つーか 町田さんだってバスケ部にいなきゃいけない人でしょ」と言う。
思わぬ形だったが、久しぶりに話すことができた 由希と袴田くん。
ふたりの関係は “ふつうの部活仲間” に、そして “大事な友達” になることができた――――――――