なまいきざかり。 122話 21巻の収録だと思うのでネタバレに気をつけてください
詳しく感想を書く余裕が なくなってしまったので、できるかぎりで ちょっとでも販売促進…!!!
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第122話 | 21巻
「関係ない女が 口挟んでどうも すいませんでしたね」 「え?」
「・・・由希セン・・・」
「それより」
「早く行ってあげた方がいいよ」
「どこに?」
「春原さん 今頃この雪で 不安がってると思うし」
「――・・・」
「お家のこと 私と あんたくらいにしか 話してないみたいだし
男手もないし 誰にも頼れなくて きっと困ってるよ」
「・・・・・・ 何でまた あいつの話に――――」
「今度はちゃんと 守ってあげたら」
「・・・」「・・・んだよ それ・・・」
「センパイは それでいいの?」
「いい」「どうでも」
「・・・・・・」「・・・ わかった」
花とゆめ2021年01号
■あらすじメモ
■抱きしめてくれた 成瀬の優しさに 心を揺さぶられながらも、すぐに「あ ありがと もう平気・・・!」と言って 成瀬から離れた 春原さん。
「・・・まぁ 帰んなら 気つけて」
「ははっ 「気をつけて」?」
「?」
「変わったんだね 翔」
「友達がどっかで集まってるみたいだし 合流しよっかな じゃあね」
「おー」
互いに あっさり背を向け 歩き始めた ふたり。しかし、春原さんの表情は――――
■めでたく 新年を迎えた! が、まったく ハッピーな気持ちではいられない 宇佐見さん。
成瀬が 知らない女の子(春原さん)と 抱き合っているところを目撃してしまったため、誰にも相談できず 悩んでいる・・・
(誰だったんだろう・・・ あのコ・・・)
(成瀬くんが黙ってるから 私からは何も聞けなかったけど・・・)
(タイミング的にいえば多分・・・ 元カノ?)
(てゆーか・・・!!)
(ちゃらいちゃらいと 思ってたけど実は そんなことなくって)
(由希ちゃんに一途な ただのピュアボーイじゃなかったの!?)
(お姉さん そう聞いてましたけど!?)
(そう思ってましたけど!?)
宇佐見さんは 袴田くんから話を聞き、成瀬の元カノについて 情報を得ようとしたが、袴田くんと成瀬は 中学時代 交流がないため、なにも 分からない。
むしろ 袴田くんに “由希に何かあった”と バレてしまう。
(しまった・・・・・・)
(そういやこのコ 一番デリケートな関係者だった・・・ いや しかし)
(今この状況では 成瀬くんより袴田くんの方が 遥かに信が置ける・・・)
(あとこれ以上一人で抱えてると私が爆発する)
絶対 誰にも言わないで、特に由希ちゃんには まだ絶対に知られないで、と約束したうえで、成瀬が 元カノと抱き合っていたことを 袴田くんに話した 宇佐見さん。
すると 運悪く、通りがかった由希に 聞かれてしまい――――
もう どうしようもないから、宇佐見さんは 年明け寸前に見たことを 由希に伝えた。
抱きしめる・・・というより 抱き寄せる感じだった、ちょっと ただならぬ空気ではあった、と。
もちろん驚き 動揺する由希だが、何か理由があるはずだと 成瀬を信じ、成瀬から 報告してくれるのを待つ。
――――が、成瀬は 何も言ってきてくれない。
春原さんも、バイトで由希に会っても 何も言わない。・・・言えない。
■バイト中 コンビニの店長から 明日の夜 大雪の予報だと聞いて、大げさなくらい 動揺する 春原さん。
ビックリする春原さんに 由希もビックリ!
「そんっ・・・ どうしたの 春原さん」
「あ・・・ いえ・・・ いえあの・・・・・・」
前の大雪で 一度、春原さんのお家の屋根が 壊れたらしい。その時 補強したので 屋根は平気だと思うが、次は 通路が崩落するかもしれないらしい・・・。
全力で雪おろせば しぬことはない、と 春原さんは言うが 冷や汗かきまくりで――――
(不安)
(・・・春原さんには 今)
(頼れる人が いないのかもしれない)
■翌日、気持ちの糸が 張り詰めっぱなしになっていた 由希を、心和ませてくれたのは 部活で会う 袴田くんだった。
由希に元気がない理由を知っている 袴田くんは、気を遣い 何気ない会話で 由希を笑わせてくれた。
そんな ふたりの様子を ぐうぜん見た 成瀬は・・・
■雪が強くなっていく 寒い寒い夜、突然 連絡もなしに 由希の家を訪ねてきた 成瀬。
そして、由希の様子がおかしいことを 確信したからなのか、「何かあんなら 言えよ」と 無愛想に切り出す。
(・・・は? 「何かあんなら 言えよ」?)
(自分は春原さんとのこと ずっと話さないでいて・・・)
(「何かあんなら 言えよ」? 何ソレ どーいう感情で言ってる?)
「・・・もしかして」
「静とまた 何かあったの」
(・・・け 見当違いも 甚だしい!!)
「な・・・ 何でも袴田くんのせいにすんの ホントやめたら!?」
「は?」
「は!? てゆーか」
「自分こそ春原さんと会ったこと隠してるじゃん・・・!」
「・・・ いつの話してる?」
「・・・年末の ・・・神社の」
「別に隠してたワケじゃねーし」
「じゃあ何で黙ってたの」
「それは・・・」
「・・・・・・」
「・・・人んちのこと そんなベラベラ しゃべれねぇだろ あん時は 宇佐見サン達もいたし」
「それに」
「別にセンパイにも 関係ねぇことじゃん」
成瀬の その言葉で、由希は 完全に ブチ切れてしまい――――――――!??