僕に花のメランコリー 77話 12巻の収録だと思うのでネタバレに気をつけてください
マーガレット12号の 僕に花のメランコリー、感想です
最新コミックス11巻 発売中!
ネタバレ配慮してなくて すみません
■弓弦と昴って 事件が起きる前は 友人関係なのかと思ってたわ・・・。それなりに仲良かったからこそ、何かあって 揉めて 拗れて 暴力沙汰にまで発展してしまって、恨み辛みが いつまでも消えないのかな、と想像してた。
ぜんぜん違ったのね。出会いからして 最悪じゃん! 転校前の学校が一緒だったってわけでもないんだっけか。
ゲーセンで 昴が、弓弦を カツアゲした。まあ 弓弦が大人しく お金を差し出したりはしなかっただろうけど。
そんなことしてた男と 花に関わりができること、そりゃ弓弦 嫌がるに決まってるよね (@_@;)
といっても、関わってほしくなかった いちばんの理由は、花に 過去の自分を知ってほしくなかったからなんだろうけど?
■かつて弓弦が 昴を傷つけた場所で、花と昴を見つけた 弓弦。すぐに花の手を引いて 帰ろうとするけど、昴の発言で 足を止めた。
「――あいかわらず 周りの人間を不幸にしてるんだな」
弓弦は、その言葉を否定するのに必要な 自信を 持ってないんだよね・・・。事実、花の目が赤くなってるから。
また花を泣かせてしまったこと、弓弦は すごく気にしてるけど、花は 弓弦のせいにしない。
(こんな時にも花は 俺を気遣って 俺の知らない所で 我慢して・・・つらい思いしたのに
そんな事 もう何度 繰り返した?)
「花」「今 俺と一緒にいて 楽しいか・・・?」
「・・・っ! ・・・私は・・・ ・・・・・・
今は・・・色んな事が重なって・・・ 少しだけぐちゃぐちゃになっちゃってるけど 平気・・・ですよ」
「俺の好きなおまえは こんな表情じゃないんだ
俺と一緒にいると ずっとそんな顔にさせてる いつも 俺が・・・」
「やだ だめ・・・ 弓弦くん今 何考えてる? だめ・・・ 離れようなんて 言わないで そんなの絶対嫌です」
弓弦と別れたくなくて 必死になる花は、弓弦の代わりに 昴に謝る。許してもらうため、出来ることなら 何でもしようとする。それが また、弓弦を 苦しめてしまう・・・ (´;ω;`)
(好きで 一緒にいる事が なんでこんなに難しいんだろう)
(好きな女に こんな事言わせて ずっと一緒にいたのに 何をやってたんだ)
■なんでもする って言った花に、「じゃあアンタ ここで今俺に殴られるか? 同じ様に 一生の傷つけて」と脅す 昴。
まさか昴も 本気で言ったわけではないはずだが、花を傷つけられることが 弓弦にとって いちばんのダメージだって、分かって言ってるんだろうな・・・。
そして 花は、弓弦を守るために 殴られようとしてしまう。そして また弓弦は さらに苦しくなる・・・。
「――なあ おまえ いつも守られてんな あの頃となんにも変わってねぇ そうやって全部忘れて 自分だけ幸せになれると思ってんの?」
「それは違います 弓弦くんは忘れたりなんか してません
全部ひとりで背負って 私には・・・ 私にも・・・ 触れさせてくれません・・・」
「・・・アンタ 弓弦から 何もきかされてねぇのか」
弓弦が “愛人の子供” と呼ばれてたこと、そう呼ばれるようになった経緯を ウワサで聞いた昴。昴とつるんでた友人たちも 知ってた、ってことか。
“愛人の子供” と呼ばれることについては、「母親」のことで 何か言われることには、弓弦は慣れてしまっていて 怒ったりしなかった。
でも、憎くて仕方ない「父親」と一緒にされることには 耐えられなかった、殴ってでも止めて それ以上の言葉を聞きたくなかった・・・のかな・・・。さらには、怒りに身を任せてしまったのだろうか (ノ_・。)
「あの病院の院長センセー マジコイツそっくりで ビビった――」
「つーかマジ イカれてるだろ 父親も母親も」
「えー じゃあ そのイカれてる2人の子供の こいつって・・・」
これ言ったの 昴ではないよね? 昴の友人たちだよね? 昴は 友人を殴る弓弦を 止めたかっただけ? だとしたら、巻き込まれた昴は 何も非がない被害者で、弓弦を恨むのも 当然だ・・・。
元はと言えば 昴の友人たちが悪いけど、弓弦の暴力が あまりにも度が過ぎていたことは、間違いなさそうだしなあ・・・。
「あんな目して 殺すいきおいで 人殴り続けて よっぽど一緒にされたくなかったんだな」
「でもおまえも 大嫌いな親と 今 同じ事してんじゃねぇか 自分でも そう思ってんだろ」
「弓弦くん 違いますよ そんな事ない 昴くん やめてください」
(俺は違う 俺はそんな人間じゃない そうずっと言いきかせてきた のに
どうしていつも 俺のせいで誰かを傷つけてしまうんだ どうして父親と 同じ事をしてしまうんだ
大事な花 大切な花 けど 俺の中に流れる黒くて汚い 父親の一部分が 俺の中の狂気が)
(いつか 花に向いてしまうんじゃないかと たまらなく怖かった)
昴に殴りかかった 弓弦の拳を、花が 受けてしまった。花は、昴を庇ったんじゃなくて 弓弦を庇ったんだよなあ・・・。
弓弦に、また同じ過ちを犯してほしくなかったんだと思う。とにかく 止めたかったんだと思う。
しかし、どんな形であれ 自分の手で 花を傷つけることは、弓弦にとって 最大のタブーというか、最も恐れていた事態だったわけだよね (´;ω;`)
そんな事態を引き起こしてしまって、弓弦は 花のそばにいられるのかな・・・。一体どれほど 自責の念に駆られてしまうだろうか・・・。
□■読みながら書いてるから 感想グダグダで すみませんでした!■□
花と弓弦をパシャリ・・・ 花の気持ちが、弓弦に届いてないことが なによりも悲しい・・・