僕に花のメランコリー 79話 12巻の収録だと思うのでネタバレに気をつけてください
マーガレット14号の 僕に花のメランコリー、感想です
最新コミックス11巻 発売中!
ネタバレ配慮してなくて すみません
■花が救急車で運ばれた先が 父親の経営する病院だったこと、予想していたより 弓弦は冷静に受け止められている気がする。
不本意、だけど 今は花のために頼るしかない、って ちゃんと分かってる。
言わなくても 弓弦は自分で ちゃんと分かってる、と分かっていても 未来さんが 言わずにはいられないのは、兄として 弓弦のことが心配でたまらないからなんだろうなあ・・・と思いました ( ;ω;)
「――こんな形でも 俺はあいつを頼るんだな」
「・・・弓弦 何があったか知んねぇけど ヤケになるんじゃないぞ
昔みたく 自暴自棄になるのは簡単だ そんな事して 何になる あの子がここにいる事は変わらない」
「・・・まあ それは自分で わかってるか・・・」
恐らく、こういうことになっていなかったら 自分から来ることは 決してなかっただろう 逢沢病院に、偶然 弓弦が足を踏み入れた展開の中で、弓弦とお父さんが 思いがけず対面・・・! なんてことになる可能性あるんじゃないか って予想してたので、そうはならず ホッとしたし 拍子抜け。
いずれ その時は来ると思うんだが、いつになるのかなあ。でも その前に、花と弓弦の関係に訪れた 最大のピンチを乗り越えられるかどうか、やっぱり 不安で仕方ない (ノ_・。)
(なんで俺は ここにいるんだろう 何も出来ない 近づけば近づく程 遠く無力で
今までやってきた事 そのすべてを一瞬で なんの意味もないものにした)
「・・・本当にもう 終わらせたほうがいいのか」
■花が入院していること、学校のみんなも知って 心配してるし、光くんは すごく寂しそう・・・。
幼稚園のお迎えに来ていた 花のお父さん。弓弦は、どうしても お父さんと話がしたくて、話をしなくちゃいけないと思って、幼稚園の前で 待ってたのかな。
「・・・光には お姉ちゃんはケガをしたから ちょっとだけの間病院にいるよって伝えてる 小さいからって わからない訳じゃないからね
花とこんなに長く離れた事なかったから 元気なくなっちゃって ずっと一緒だったからね・・・」
まだ 花の意識は戻らなくて、光くんに 会わせてあげられないのか・・・。
何も分からないわけじゃないからこそ、意識を失ってる姉を見せたら 相当なショックを受けるはずだもんなあ (´;ω;`)
「いつも送り迎えしてくれて 高校生にもなって そんな事するの 本当は大変だろうに 大丈夫 楽しいって
本当に花には 助けられてる でも・・・ それが僕等の 花に対する甘えになっちゃってたんだよね
光が生まれる前・・・ 僕とふたりの時から そうだった 弓弦くんも よく知ってるよね 母親がいない分を 全部自分でこなそうとして
その花の優しさが 嬉しくって いつもありがとう 助かるって僕は言ってしまうんだけど その度に花はもっと期待に応えようと 頑張ってしまって
そうしてだんだん 花が僕や・・・大人に甘える時間を 奪ってしまう事になった 花も光も 同じ子供なのに」
「・・・おじさん どうして 俺の事 責めないんですか
そんな大事な花を あんな風にした 俺の事・・・憎いはずなのに 俺は・・・」
弓弦は、花のお父さんに 責められるために、憎まれるために 会いに来たのか・・・。それが、自分にできる 精一杯の謝罪の方法だと 思ったんだろうなあ・・・。
でも、花のお父さんは 怒らない。花のお母さんも、弓弦を殴ったこと 後悔してるみたい。
「――こんなの当然です それ以上の事を 俺はしたんです ・・・花だけじゃない 花の家族 みんなを傷つけた」
「・・・・・・ もちろん とてもショックだったよ 小さい頃から知ってる君等が いつも笑ってる花がって・・・
・・・そう 小さい頃から知ってるから もし僕が弓弦くんの立場だったらって考えると
弓弦くんの苦しんでる気持ちもわかるから 悲しくて 責められない」
「・・・どうして そうなんですか 人の事ばかり そんなの 花そっくりです そんな優しさ 必要ないんです」
そりゃ そっくりでも 何も不思議はないですよね。親子なんだから (*゚´▽`゚)
今の弓弦は、責められて 恨まれたほうが 気持ち的に楽になるのかもしれない。そんな弓弦に 優しさを忘れず接することは、厳しさでもあると思う。
君に期待してるよ、まだ してるよ、何度 裏切られても 期待し続けてきたよ、っていう 花パパの気持ちが、弓弦の心に 勇気と責任感を与えてくれた気がする・・・!!!
■花のお父さんに許可を得て、花に会いに行った 弓弦。花は、未だ 意識不明。それでも弓弦は 語りかける。
「・・・ごめんな こんな姿にさせて 痛かったよな
・・・思えば おまえと再会した時から こんな風にケガさせて 俺等ずっと 普通じゃなかったな
なんで普通に出来ないんだろうな やっぱり やめた方がいい そしたら 誰も傷つけない 傷つかない」
(この恋は宝箱に そっとしまっておこう
誰にも触らせない 時々取り出して懐かしむ そんな綺麗な思い出のままにすればいい)
(・・・・・・普通できねえよ)
「こんなに ずっと好きでいる事なんて」
(何度も何度も 傷つけたその数は 何度も何度も何度も 諦めなかった数だ
ああ そうだ こんな俺の中にもあった
意地もプライドも 囚われた過去も お前の前では ちっぽけで 全部捨てられる
おまえを失う事以上に怖いものなんてないんだ)
「・・・今度は 俺が言う番だな
これからは 俺がおまえを追いかける どこにいても見つける 文句でも 説教でも なんでもいい おまえの話 いくらでも聞くから
早く 戻ってこい」
こういう状況になって ようやく、本当に大切なものは何か、何を失ってはいけないのか、どんなに花を好きか、ようやく自覚して ようやく覚悟を決めた弓弦は、弱い人だなあ って思います。
だからこそ 弓弦には、絶対に 花が必要だと思う。
弓弦が病室を出た直後に 花は目を覚ましたようだけど、次回 感動の再会となるだろうか!??
□■読みながら書いてるから 感想グダグダで すみませんでした!■□
扉絵の 子ども花・花パパ、パシャリ☆ 花のお父さん かっこよすぎだった 。゚(゚ノД`゚*)゚。