暁のヨナ 191話 33巻の収録だと思うのでネタバレに気をつけてください
花とゆめ10・11号の 暁のヨナ、感想です
最新コミックス32巻 発売中!
ネタバレ配慮してなくてすみません
■ユホン王子に連れられ、一族の始祖が眠る 緋龍城、へと 足を踏み入れることになった ヨンヒ。
感動とか 感慨深い気持ち、みたいなのは 特に ないっぽい。ただただ “どうしよう” って困ってる感じ。
まあ でも よく考えてみれば、いきなり王子と出会って 城に来ることになったら、一族の事情があろうが なかろうが、普通にビビるよなあ ( ゚ω゚ )
ワイルド王子・ユホン様のナンパ術、庶民には 真似できないね(笑)
■鷹狩りから戻ってきた ユホン王子に、イル様とムンドク様が 声をかけた。ふたりとも 若いー! ムンドク様 めっちゃ強そう めっちゃイケメン (〃◇〃)
イル様は かわいらしい感じの人。とにかく優しそうで 親しみやすさがあるけど、言いかえれば、気が弱くて 威厳がない。
ユホン王子とイル王子って 見た目も考え方も ぜんぜん似てないから、兄弟だけど 性格が合わなすぎて 不仲・・・なのかな・・・? (´;ω;`)
鷹狩りに誘ったのに「私は・・・ 神殿に参らなきゃいけないから」と断る 弟・イル王子に対し、ユホン王子は 語気を強めた。
「お前はまだ あの神官共に頭を下げているのか?」
「祈祷だよ 神官に頭を下げてる訳じゃない 父上も月に一度 行っているのだから 兄上もせめて 年に数回は・・・」
「あんな胸クソ悪い神殿に行けるか!!」
「緋龍王に祈りたくば 天を仰げばいいんだ」
「・・・・・・・・・」
「俯くな 意見があるなら言え これ以上 ナメられたいのか?」
うわあ 厳しい・・・。だけど ユホン王子は、後々 神殿を取り壊してしまうほど 神官のことを嫌っている人だから、神官の話だと 特に口調が荒くなるのかな。
弟のイル王子を嫌ってる感じは しない気がする。意見を聞こうとしてるし、「これ以上 ナメられたいのか?」という言葉は ユホン王子なりの助言なのでは? ただ、言い方と顔が 怖すぎるのよ ユホン王子・・・ (@_@;)
勇猛果敢な武人と名高い ユホン王子が、気が弱いイル王子を いじめているように見えてしまう。ムンドク様 めっちゃ気を遣ってる・・・
「・・・えっと ところでユホン様 そちらの女性は?」
「ああ・・・ ジークが飛びかかって 怪我させたんでな」
「えっ それは大変だ 大丈夫かい? 怖かったろう」
「いえ・・・ 大した怪我ではございません・・・」
「そうか・・・ 良かった お大事ね」
イル王子にとって ヨンヒは、今 出会ったばかりの 名も知らぬ相手なのに、心の底から心配してくれてることが ものすごく伝わってくる。
やっぱり イル様は 誰よりも優しい人で、それは ひとつの才能であり 強さですよね (*゚´ω`゚)
■医務官に手当てをしてもらった後 ヨンヒは、立派な着物に着替えさせられて ユホン王子の部屋?にいる。
綺麗になったヨンヒを見て ご満悦のユホン王子と、口には出せないけど もう帰りたいヨンヒと、そして ユホン王子のそばには 複数の女性の姿。
彼女たちは ユホン王子のことは敬い 慕っているけど、イル王子のことは バカにしている。太子としての資質が まったく ない、と。
ユホン王子の隣で よく そんなこと言えるな!?? って感じだが、イル王子を見下す発言をすれば ユホン王子が喜ぶと思ってるんだろうなあ。なおさら 感じ悪~ (-_-;)
すると そんな女性たちに対し、反論する ヨンヒ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・イル王子様は」
「私のような者の体を気遣って下さいました」
「私は緊張が解けてゆくのを感じて この御方は 民に安らぎを与える力を お持ちなのだと思いました」
女性たちからすれば “何この女” と思ったことでしょうけど、ユホン王子は 弟を悪く言わないヨンヒに ますます惹かれてるご様子? (*゚ω゚*)
■食事が届くと、ユホン王子は 女性たちを部屋から出して、ヨンヒにだけ「お前は残れ」と やっぱり強引。
猪肉の礼、って言われてしまうと 断れないヨンヒは、仕方な~く ユホン王子と一緒に食事をすることに。
(これを頂いたら すぐお暇しなきゃ)
「・・・お前は 何しても笑わんな」
「周りにいる女達は 美しい宝石と食い物で すぐに機嫌を良くするのに 難しい女だ」
(この方は 私に機嫌良くなって欲しいのかしら)
「・・・えっと あの・・・先程の女性達は・・・ 奥方様ではないのですか?」
「側室候補だが 嫁ではない あいつらはある意味 肝が据わっていて面白いが 嫁にするには喋りすぎる」
「俺は信頼出来る女を探している」
「・・・お前は 少し信頼出来る女かもしれんな・・・」
「お前は 弟を 見下さなかった」
「まあ あの通り 俯いて人の顔色を伺ってばかりの奴だから 俺もイラついてしまうんだが」
(あら でもユホン様は イル様を鷹狩りに誘ってらっしゃったわ きっと一緒に行きたいのではないかしら?)
(それが上手く噛み合わなくて 歯痒いのではないかしら 言葉は打つように強いけれど それは情が深いのだわ)
ユホン王子の かわいらしい一面に気づいた ヨンヒの顔に、自然と 笑みがこぼれる。
ヨンヒが なぜ笑ったのか知りたくて、必死になると つい語気が荒くなっちゃう ユホン王子、たしかに 意外と かわいい人だわ~ (*´艸`)
■ユホン王子って すごく強引だけど、決して 横暴な人ではないんだよね。
できれば ヨンヒと まだ一緒にいたかったみたいなのに(かわいい)、ヨンヒが帰りたがったら ちゃんと帰してくれる。送ってくれる。
しかし、その親切は ヨンヒにとって 有り難迷惑なのよお~ ユホンさまあ~ (( ;∀;)
ヨンヒに 何かしらの事情があることは もう分かってるでしょうから、迷惑がられることは 承知のうえだった気もしますけどね。
なんとしてでも また会うため、ヨンヒが住んでるところを 把握しておきたかったのでは。そしたら 自分から会いに行けますもんね。
だけど ヨンヒには、家に客人を連れては行けない ぜったいの事情がある。
ジークに襲われた場所で 再び ユホン王子に「家はどこだ?」と尋ねられ、振り出しに戻ってしまった展開。
「・・・・・・・・・」
「・・・全く これでも譲歩してるつもりなんだが」
「ならば ここでお前を解放しよう ただし 7日後にもう一度 ここに来い」
「約束したら 降ろしてやる」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ わ・・・ わかりました」
「よし 約束だぞ!」
強引だけど、引く時は 引く。でも、ただでは 引かない。うわー! ユホン王子のナンパ術 すごく為になるー!(笑)
そして、「約束だぞ!」の表情 めっちゃ かわいくないですか・・・? ここでヨンヒを降ろさなきゃいけない もどかしさと、また会う約束を取りつけることはできた 喜び。両方の気持ちが 顔に出てる気がして キュンときた~ (*゚ω゚*)
■ユホン王子との出来事すべて 一族の人にも母親にも 秘密にして、7日後 ヨンヒは 約束どおり、ユホン王子と会うため 約束の場所へ行った。
ヨンヒが来て 嬉しそうな ユホン王子とか、そんな彼に 笑顔で応える ヨンヒとか、うわ~~ も~~ ふたりとも かわいいよお (*´ω`*)
めっちゃニコニコして 揚げ団子を見せる ユホン王子、最高に 愛おしい・・・♡
(それから ユホン様は 7日置きに 私に会いにいらっじゃいました)
(ただ野を歩いたり 他の部族のお話をして下さったり)
(お会いするのは良くないと思いながら 私を見つけると嬉しそうにされるユホン様を見ていると・・・)
(お断り 難しい・・・)
いやいや ユホン王子のせいにしちゃダメよー! ヨンヒだって、ユホン王子に会いたいから 自分の意志で 毎週 来ているわけでしょ?
ヨンヒに “断りたい” という気持ちがないから 断れないだけでしょ。
でも とても閉鎖的なコミュニティで生きてきた ヨンヒは、恋愛感情とか ぜんぜん分からないのかもなあ。ユホン王子に惹かれてること 無自覚なんだろうな・・・。
“一族” というのが どれくらいの人数いるものなのか よく分からないけど、親しくして良い相手は 一族の人に限定される、って時点で 自由が少なすぎる。
ユホン王子としては もう、結婚相手は ぜったいにヨンヒがいい、くらいに思ってると 思うんだけど、ヨンヒは 何か大きな秘密を抱えてることも 恋愛の経験がないことも 察してるから、あまり踏み込めずにいるのかな?
まあ 何はさておき、ユホン王子にプロポーズっぽいこと言われて 真っ赤になる ヨンヒ、かわいすぎて 胸がキュンッッ となったわ・・・ (*゚ _ ゚*)
「冗談だ」って言われたら 明らかにショック受けてるし、初めての恋の中 変わっていく女の子の戸惑い、甘酸っぱいわあ~♡
■しかし、ヨンヒが近ごろ “外部の人間” と会っていること、しかも その人は “空都から来ている男” だということ、母親にバレて 状況が変わってしまう。
気をつけてはいたはずだけど、一族の誰かに 見られちゃったんだろうか・・・。
「お前 まさか一族の事を・・・」
「一族の事は お話ししてないし 家の場所さえ あの御方はご存知ないわ!」
「ただ・・・少し 顔見知りになっただけです・・・・・・」
「・・・・・・ 我が一族の血の秘密は 絶対だという事は わかっているね・・・?」
「・・・神聖なる血を卑しい者達に 汚される訳にはいかない」
「・・・はい」
「もう二度と その男に会いに行ってはいけない いいね・・・?」
「・・・はい」
そこまでして 緋龍王の血を守ることに なんの意味があるのか? とか、秘密があるからって コソコソ生きる必要なんて ないのでは? とか、前回 すごく疑問を感じたんだが、そうか・・・ 意味なんて あるはずなかったんだなー・・・。
自分たちは神聖な存在だと 信じなければ、自分たちには “緋龍王の血を守る” という素晴らしい役目があると 思わなければ、立っていられないから・・・ ただ短命を受け入れるだけの人生なんて 耐えられないから。本当に それだけが理由で、“一族” という殻に みんな自ら 閉じこもってるだけなのか。
はあああ・・・。せめて せめて せめて、緋龍王の血筋ってことを隠すことに なにか意味があってくれたら いいな、と思ってたんだけどな・・・。
隠しても隠さなくても 緋の病は襲いかかってくるのなら、せめて 隠さず自由に生きたほうが ぜったい良いじゃないですか・・・。隠したって 無意味じゃないですか・・・。
一族以外の人を「卑しい者達」って言っちゃうくらい 極端に閉鎖的な考えで、長くないかもしれない生涯を過ごし続けるなんて 虚しすぎる・・・。
そういう生き方をさせられてたことも含め やっぱり “緋の病” って “呪い” みたいだな、と思うし、“我が一族の血は神聖だから 汚してはいけない” と教え込むのは 親から子へ延々と続いてしまう “洗脳” だよな、と感じる。
だけど ヨンヒだけは、“この血を守って 何が出来る?” と疑問を抱いていた。洗脳されていない その意志の強さ、さすが スウォンのお母さん!!! って言えるんじゃないかなあ、なんて思いました。
■いつかは こんな日が 来るのではないか、と覚悟していた ヨンヒは、ユホン王子に会うことを やめてしまう。
ユホン王子は この国の次期国王、これ以上は どうにもならない。今なら まだ取り返しがつくのだから よい機会だと、自分に言い聞かせて。
(あの御方も数日経てば ここに来るのも飽きるわ)
■しかし 数か月後、買い出しの帰りに ジークを見つけ、慌てて 約束の場所へ向かった ヨンヒ。
(まさか 近くに)(でも もう あれから一度も あの場所には 行っていないのに)
もう来ていないと思っていた ユホン王子の姿を見つけて 驚きを隠せずにいるヨンヒのもとに、ユホン王子は すぐに駆け寄って、そして 強く抱きしめた。
ユホン王子・・・、毎週 欠かさず来て、ずっと ヨンヒを待ってたんだろうなあ。久しぶりにヨンヒと会えて 泣きそうになってる表情、めっちゃ 胸がギュッッ・・・ となったわ ( ;ω;)
「・・・・・・なぜ来なかった?」「何度も・・・ 待っていたんだぞ」
「申し訳・・・ありませ・・・」
「毎晩眠れない・・・・・・ こんな想いは もう させてくれるな」
「・・・わ 私は・・・ 貴方が心配するに足る女では ありません・・・」
「なんだそれは・・・ 敵国の間者とでも言うのか・・・・・・?」
「それでもいい・・・ そんな事は もう どうでもいいんだ」
ああ やだ 困るー! こんなん ときめいちゃうじゃん・・・! ときめくしかないじゃん・・・! (〃◇〃)
困るよ 困るよ。だってさ、この後 ふたりは結婚できて 愛する子供が生まれることも 分かってるけど、その先は――――
やだやだ~・・・ 悲しい展開が待ってること 分かってるのに、あんま ときめきたくない。余計に ツラくなっちゃう。
・・・でも 無理なんだ。ユホン王子 かっこよすぎる!!!!!! (*゚ω゚*)
□■読みながら書いてるから 感想グダグダで すみませんでした!■□
ヨンヒとユホン王子 パシャリ!!! ときめかされて キレそうになったの 初めてです(笑)