なまいきざかり。 120話 21巻の収録だと思うのでネタバレに気をつけてください
詳しく感想を書く余裕が なくなってしまったので、できるかぎりで ちょっとでも販売促進…!!!
ミユキ蜜蜂さんの連載作品「なまいきざかり。」最新120話は、花とゆめ21号 で読めますよー! ぜひ買いましょう! (*^▽^*)
そして、最新コミックス19巻 発売中!!! みんなで買って 少女まんがを盛り上げましょー!!!
第120話 | 21巻
「えっと こちら バイトで いっしょの・・・」
「え」
「春原じゃね?」
(!!?)
(・・・ん?)
「・・・翔? え アレ?」
「中学ぶりじゃん え つーか 知り合い?」
(んん?)
(・・・今・・・ 春原さん・・・)
(「翔」って・・・)
(あれ?)
「そ・・・」
(この空気感・・・・・・)
「その・・・」
(もしや――――)
「2人は・・・?」
「・・・」 「前 付き合ってた」
(・・・ク)
(クリスマスの霹靂!!!)
花とゆめ2020年21号
■あらすじメモ
甘い夜を過ごせた翌日 12月25日、クリスマスプレゼントを買うため ショッピングモールへ出かけた 由希と成瀬。
すると ぐうぜん、由希のコンビニバイト仲間・春原さんと バッタリ会った。
春原さんは サンタの格好。クリスマスだけど 何も予定がないし、ひとりでいても さみしいから 臨時のバイト中、とのこと。
――――そして、さらなる “ぐうぜん” が発覚!!!!!!
実は 成瀬と春原さん、中学のとき 付き合っていたらしい。
とんでもない クリスマスの霹靂!!! だが、由希は 取り乱すことなく・・・?
(最初 春原さんに会った時の違和感・・・)
(成瀬の部屋で 写真見たことあったからかな 顔うつってなかったけど・・・・・・)
(まあ)
(今頃 私が あれこれ聞くことでもないし・・・)
(前は「前」 今は「今」だし)
由希は 取り乱すことなく いつもどおりの日常を・・・・・・・・・とはいかなかった。
前は前で 今は今だと 自分に言い聞かせても やっぱり、由希自身は認めてないけど どう見ても、気にしてる!
しかし、どっちから 告白したのか、なんで 別れたのか、なんて 聞けるわけもなく――――
コンビニバイトのシフトが一緒の 由希と春原さん。
仕事が始まる前に、由希を待っていた様子の春原さんは ペコリペコリ 頭を下げて、「えっと・・・ おとといは・・・・・・ すいませんでした おじゃましちゃって・・・・・・!」と 謝ってきてくれた。
「・・・っ あの・・・!」
「ホント 一瞬だったんです」
「・・・!」
「「付き合った」っていっても 何てゆーか」
「中学生だったし 全然 深いイミはなかったというか・・・ その・・・・・・ だから・・・・・・」
「今は しあわせそうで よかったなって・・・・・・」
(春原さん・・・・・・)
(・・・年上の私が 頑張るべきところを 先に気をつかわせてしまった・・・)
(いつまでも 引きずってちゃいけない)
(切り換え!!)
この日 由希は、バイトが終わったら 成瀬の家へ行く予定。
間もなく 何事もなく退勤時間を迎える・・・はずだったのに、酔っ払いの客が現れ 春原さんに絡む。
すぐに 由希が助けたから 大丈夫だったけど、その客に絡まれたのは 初めてじゃないらしい・・・。
店長曰く、春原さんは ニコニコして かわいいから、ヘンなのが よりつきやすい。
心配になった 由希は、「・・・今日 送ってこうか?」と 春原さんに提案した。
家まで送っていくつもりの 由希に対し、“駅までで 大丈夫” “翔との約束を 優先させて” と言う 春原さん。
「いや でもやっぱり さっきのこともあるから今日は・・・」
「お――い」
「バイトの後 連絡しろっつったじゃんかよ」
「・・・! い・・・ いたの」
事情を聞いた成瀬と 由希と春原さんの3人で 春原さんの家へ向かう、という 謎な状況に陥って、当然 気まずさを感じる 由希。
とはいえ、春原さんを 一人で帰すわけにはいかない。ちなみに、成瀬も 春原さんの家のことは まったく知らない。
実は 春原さん、超ボロボロのアパートに住む 超苦労人だった。
生活のため 稼がなきゃいけないし、一緒に住む母親は ちょっぴり浪費癖あるし、人生 ハードモード・・・
「・・・ずっと内緒にしてたんです 中学でも 高校でも 誰にも」
「生活厳しいとか 父親がいないとか」
「なんだか 言っちゃいけないような気がしてて・・・」
「けど私 こんなんでも しあわせなんです」
「・・・だから 大丈夫です」
(春原さんが あの時 言ってた)
“「人のせいにしないって むずかしいじゃないですか」”
(人を責めない 強さ)
(あれは 彼女の芯にあるものだったんだ)
半年くらいだったとはいえ 付き合っていたのに、春原さんについて 何も知らなかったこと、思うところがある様子の 成瀬。
だけど 同時に、由希を「大すき」になれたことに対して 改めて喜びを感じている。
そんな成瀬の一方、由希は・・・・・・・・・?
(――――もし 知っていたら――――――――)
(2人が 付き合っていた頃に)
(もっと成瀬が 彼女に寄り添えていたら――――)
(もし そうなら)
(この「今」は あったのかな)