恋のようなものじゃなく 1話~4話 微ネタバレ 画バレに気をつけてください 南塔子さん 新連載
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もくじ
♯1 | 1巻
「――――前に」
「自分の気持ちが わかってないまま 男の子とつきあって」
「すごく・・・・・・」「傷つけてしまったことがあるんです」
(私さえちゃんと わかっていれば あんな風に 傷つけずに 済んだのに・・・・・・)
(わからない きっと今も だから)
「だから私は」
「もう恋する資格なんて ないん」
「で・・・・・・」
「そんなことない」「そんなことは ないよ」
「それは 間違えただけだ」「間違いは 誰にだって あるよ」
「傷つけようとして わざとしたわけじゃないんでしょ?」
「だったら そんなに責めないで」「自分のこと 許してあげなよ」
別冊マーガレット2020年12月号
♯2 | 1巻
「なんか 放っておけないよね」「未仁ちゃんて」
「えっ・・・・・・」
「またね」 気をつけて
「・・・・・・」
「またね・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・」
(わかってる また 子供とか ペットみたいってことでしょ・・・)
(それでも――――)
ドキ ドキ ドキ ドキ
(また 千耀くんの友達のセリフが蘇ってしまう)
“あいつ未仁ちゃん見つけたら自分から・・・・・・”
(ああ 私)
(冷静に見極めなんて)
(出来るのかな)
別冊マーガレット2021年01月号
♯3 | 1巻
「それより 未仁 アイツ 見かけた」
「アイツ?」
「武藤だっけ? 未仁の元彼」
「七音っ! なんでわざわざ そんな話――――」
「また未仁が 気にしちゃうじゃんっ」
「単品じゃなくて」 「かわいい彼女 連れてたんだよ」
「・・・え・・・・・・・・・」
「まじ? 彼女確実?」
「確実」
「手つないで 楽しそうにいちゃいちゃ 歩いてた」
「アイツ傷つけたこと ずっと気に病んでただろ 未仁 もう大丈夫だよ」
「すげー 幸せそうだったから」
「――よかったじゃん 未仁」
(七音くんが見たなら 間違い無いよね・・・)
「・・・・・・・・・」 「うん・・・」
(そっか 彼女が・・・)
「うん」
(よかった――――)
別冊マーガレット2021年02月号
♯4 | 1巻
「私・・・」 「ちぃちゃんに 大っきらいって言われたのが 最後だったから・・・」
「そんなに 教室辞める程 怒らせたのかって」
「でも 何しちゃったのか わからなくて」
「気になってた」
「あれは・・・・・・」
「あの時 ミニーちゃんに 女と思われてるのが 決定的にわかって
それで カッとなって キレただけ」
「親の転勤での引っ越しだから 俺もそれが最後になるなんて 思ってなかったし」
「こっち戻って 再会するとも 思ってなかったけど」 はは
(そうか それで ちぃちゃんは怒ったんだ・・・・・・)
(わからないはずだ)
(私 完全に ちぃちゃんのこと 女の子だと思ってたもん・・・・・・)
「ごめんね 知らないうちに 傷つけてたみたいで・・・・・・」
「でも私・・・」
「ちぃちゃんの事 大好きだったから」 「また逢えて 嬉しいよ」
「うん 俺も」
「こっちに戻ってきた つっても 小中の友達 ほとんど向こうだし
唯一 幼なじみのミニーちゃんと 再会できて」
「嬉しい」
別冊マーガレット2021年03月号