暁のヨナ 199話 34巻の収録だと思うのでネタバレに気をつけてください
詳しく感想を書く余裕が なくなってしまったので、できるかぎりで ちょっとでも販売促進…!!!
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第199話「南戒の要人」 | 34巻
「あ・・・っ ヨナ姫・・・っ」
「あの・・・姫は・・・ スウォン王とご婚約されているのですか?」
「えっ」 「してないわ」
「そうですか・・・」「で では」
「恋人は・・・」「いらっしゃいますか・・・!?」
「・・・いる・・・」
「そうですか・・・」
「・・・いや いない」
「えっ」
「いやっ どうなの!?」
「!?」
「・・・でも」「想う方は いらっしゃるのですね・・・」
「ヨナ姫が想われるのならば きっと立派な方なのでしょう」
(その人とは)
(いつ会えるのか わからない)
(ジェハに専属護衛いらないって伝えてって 言っちゃったしな)
(きっと怒ってる)
(恋人・・・なんて 言えないか)
花とゆめ2020年23号
■あらすじメモ
スウォンの即位から度々 衝突を繰り返している、南戒と高華国。
この日は、高華国の王家の人間として ヨナが、南戒との 会談の席に着いた。
毅然とした態度で、3日間 執務室で本を読み漁っていたおかげで 得た知識で、話し合いを進めていく。
南戒の使者が こじつけで「四龍は 戒帝国の物だ」などと言ってきても、さらりと かわした。
そんなヨナの姿を 初めて目の当たりにして、おどろきを隠せない ケイシュク参謀。
(完全にヨナ姫が この場の中心となっている・・・)
(イル王に甘やかされ 雷獣や四龍に助けられただけの姫では こうはいかない 他国の使者と渡り合うだけの この貫禄・・・)
会談の中、ヨナは ひとりの男性の顔色が悪いことに気がついており、心配し 駆け寄る。
南戒の 若い使節団員・ランタン、緊張のせいか 体調を崩していた。
着物を汚されても 動じることなく、ランタンの体調を気遣う ヨナ。
「お部屋をご用意しますから お休み下さい」
「皆様方も お部屋をご用意致します 会談の続きは また後日」
休息と薬のおかげで、ランタンは 気分を落ちつけることができた。
様子を見に来た ヨナと、普通に話すことができている。
「国に帰ったら 代わりのお着物を贈ります」
「お気になさらず」
「着物は洗えば良いだけです」
「初め 我々を牽制されていたので お召し物を汚した時は 怒られるかと」
「素直な人ね」
ふふ と笑みをこぼす ヨナに、親しみを覚える ランタン。
彼は言う、今の南戒の皇族や貴族は 腐敗している―――と。
「北戒の正統なる シェンホン皇帝への 忠義も忘れ 圧政で民を虐げる・・・」
「貴方が仰ったように 人身売買や麻薬といった 黒い噂も耳にします」
「なぜ・・・私に そんな話を?」
「・・・そうですね・・・」
「我が国は自由な発言を許されていません・・・」
「貴方は敵国の姫君ですが・・・」
「私の話に・・・心を・・・ 傾けて下さるような気がして・・・」
「・・・っ 何を言っているんでしょう・・・本当に・・・」
「私は もう あの国に疲れて・・・」
精神的に かなり苦しそうな ランタンに対し、ヨナは最大限 優しく接する。
「私に・・・出来る事は 少ないかもしれないけれど 貴方の話 覚えておくわ」
ヨナへ心を開いた ランタンだが、彼女には想いを寄せる人がいると知って さみしそうに笑う・・・・・・
翌朝、ランタンが亡くなった――――という衝撃の一報が ヨナに届く。死因は 毒殺。
南戒の使者達は みな口々に、ヨナ姫がランタン殿に 毒を盛った、と騒いだ。
介抱するふりをして 毒を飲ませた、これは南戒への 宣戦布告である、と。
もちろん、ヨナは 無実。この仕組まれた状況こそ 南戒の最初からの目的だと、ケイシュク参謀が 気づく。
おそらく ランタンは、城に入る前に 遅効性の毒を盛られた。気分が悪いと言っていたのは そのせい。
「あの使節団は元から 開戦が目的で 高華国に入った」
「高華国の卑劣な行いにより正義の為に闘うのだと 大義名分を立てて」
「皇族に批判的なランタン殿も消せて 一石二鳥というわけです」
おそらく すでに、早馬を飛ばして 南戒の皇族のトップ・チャゴルへ、ランタンの死を 伝えているはず。
「戦が・・・ 起こるの・・・?」
“今の南戒の皇族や貴族は・・・ 腐敗しています”
(ランタン・・・ もっとお話を聞きたかった・・・)
(彼には何の罪もなかったのに・・・!)