リバース×リバース 1話～4話 5話～10話　微ネタバレ 画バレに気をつけてください

2020年7月29日LaLa

天乃忍さんの連載作品「リバース×リバース」最新１０話は、LaLa９月号で読めますよー！　ぜひ買いましょう！ (*^▽^*)

１話 | 1巻

（――品行方正 才色兼備　　りりしくて かっこよくて 皆の憧れのお姉さま）

（でも そうじゃない　　悩んで 迷って）

（それでも 一緒に頑張ろうって 手を差し伸べてくれる人）

（――憧れと理想だけを詰め込んだ物語は　　とても甘くて　　私を癒やしてくれるものだったけど）

（新しく　　登場人物を加えても いいかもしれない）

（マリアンヌ様に憧れて　　一緒に歩いていきたいと思う）（平凡で弱虫な女の子を）

（――ああ　　私）

（やっぱり この学校に入ってよかった）

月刊ララ2019年7月号

２話 | 1巻

「――雪野さんが男の人だったら　きっと怖くないのになあ・・・」

「・・・なんて　　そんなのもう雪野さんじゃないですよねー」

「――本当に？」「本当に そう思ってる？」

「え」「えっと　　あの」

「ご　ごめん 何でもない・・・！」

　（何やってるんだ 僕・・・！）

月刊ララ2019年8月号

３話 | 1巻

「――あの！」「その・・・　　雪野さんが　　演劇部に入部するのが怖いなら」

「だったら」「私のために入部してくれませんか！」

「――え？」

「ここの文芸部と演劇部って提携してて　　演劇部の脚本を書いたりしてるんです」

「私　　文芸部に入ったのには 実は夢があって」「一作だけ　　ずっと描き続けてる話があるんですけど」

「マ・・・　　その話の主人公を」「雪野さんに演じてもらいたいんです！」

月刊ララ2019年11月号

４話 | 1巻

（・・・もしかして　　少しは心を許してくれたんだろうか）

（・・・期待したら駄目なのに　　女友達で い続けようと決めたのに）

（男として 君の横にいられたらと思うなんて）（やっぱり不誠実だろうか）

月刊ララ2019年12月号

５話 | 2巻

　（いつか）　　（彼女も 誰かの手を取る日が来るんだろうか）

　（僕がつけた傷を乗り越えて　　僕ではない 誰かと）

　（それはきっと 正しいことで　　喜ばしいことで）

　（だけど）

「…きっさま…」　「調子に乗るなよ・・・！」

「・・・！」

　（だけど）

「・・・かっ　　楓さ・・・」

「――ごめんね」　　「うちの子　　お触り厳禁なんだ」

「・・・や」　「やっぱり可憐だ・・・」

月刊ララ2020年3月号

６話 | 2巻

　（私のバカ）（傷付けられるのに怯えて）（逆に人を 傷付けるなんて）

「葵さん」

　（逃げるな　　怯えるな）

　（ちゃんと　心を 返したい）

「私　葵さんと 向き合いたいです」

　（楓さんじゃない）

　（今 目の前の葵さんに）

「だ　　だから・・・」

「ちゃんと触れるようになりたいです 触らせて下さい お願いします！！」

「だから 言い方ー！！」

「す すみません」

「いやあの・・・　　頼むから そういう言い方 他の奴にはしないでね・・・」

「？ ハイ」

　　“「葵さんと 向き合いたい」”

「・・・じゃあ」　「触って？」

　（・・・大丈夫　　この手は）　（優しい手）

「・・・」

　（・・・何で）　（そんな優しそうに 笑うんだろ）

月刊ララ2020年4月号

７話 | 2巻

「・・・葵さん」「来てくれて　　ありがとうございます」

「・・・よければ 僕と　　一曲踊って頂けますか？」

「・・・もちろん！」

　（――ねえ 楓さん）　（私）

　（もう この人のこと）　（全然 怖くないよ）

月刊ララ2020年5月号

８話 | 2巻

　（何ひとつ 本当のことなんて言えなくて）（偽りを演じてる）

　（でも　　そうだ　　それでも）

　（伝えられることはある）

「・・・嫌ったりなんかしないよ」

「え？」

「七瀬さんが思うより ずっと」「私は 七瀬さんが好きだから」

「――友達としてね！」

　（どうか）　（「覚えておいてね」）

月刊ララ2020年7月号

９話 | 2巻

「優里　　まずい」「僕が楓だって 彼に疑われてるかもしれない　　まだ ごまかせる範囲だとは思うけど――・・・」

「お守も見つからないままだ　　――・・・」「・・・限界かもしれないな」

「下手にバレる前に　　七瀬さんに打ち明けるべきかもしれない」

「僕が　　彼女のトラウマの男だって――・・・」

　　しん・・・

「――・・・　　・・・優里？」

「――・・・具合でも悪いの？」

「――・・・優里」　「開けるよ――・・・」

　　ガチャ　　ギィ・・・

「――何だ　　いないのか・・・」

　　バタン・・・

「・・・ウソだ・・・」

月刊ララ2020年8月号

１０話 | 2巻

「楓さん・・・！」

「――七瀬さん！？」

　（――男だとか　　女だとか　　昔のことなんて もう どうだっていい）

　（あなたは いつだって）　（私を 守ってくれた）

　（偽りなんかじゃないよ）（私がこれまで見てきた 楓さん）

　（私が 大好きな あなたは）

「楓さん・・・！」

　（今）　（目の前にいる）

月刊ララ2020年9月号